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第69話 ちゃんとしとかねーとな?

「まぁそんなことは二の次だ。それよりも大事なことを決めておこーぜ」


 お前が始めた話題じゃねーか。そんなこととはなんだ。

 俺のこのいたたまれない気持ちをどうにかしてくれ。


「大事な事ってだんだよ」


 だけど話題が変わってくれるのは俺も望むところなのでここは乗っておく。


「ここも一気に大所帯になっちまっただろ? 法律ってわけじゃねーんだが決め事を作っておかねーとな」


 なるほど。そういう件なら俺も賛成だ。

 二人きりならともかく、集団になった以上、揉め事を未然に防ぐためにもルールを決めておく必要があるのは当然のことだ。

 村みたいなもんだから法律というよりしきたりか?


「まぁ盗みや殺しなど人間として当然守るべきルールは当然として、他にもこの集団を健全に保つための決め事をいくつか考えておこうと思ってな」


 さすが年を食っているだけあって、思考が現実的だ。

 しかもここをより良い場所にしようという思いが伝わってくる。見た目はいかついが思っていたよりいいやつじゃねーか。


「決まり事なんている? 盗んだり喧嘩はダメだけど、もっと自由に過ごしてくれていいんだよ」


 ワナビが少し不満そうに口を挟む。お前のその優しさは美徳だがな、それだけで集団は維持できないんだよ。

 やっぱり、俺がしっかりコイツの補佐を勤めないといけないな

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