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第6話 人間はおまえだけ?
「まぁこんなとこで立ち話も何だし、我が家へおいでよ!」
そう言ってスタコラ歩き出すワナビ。俺の意志は完全に無視か。
特に行く当てもないので時間つぶしにはちょうどいいのだが。ついでに食い物にありつければ言うことはない。
そして歩くこと1分。ちかっ。
だが、たどり着いたのはどこからどう見ても古い映画で見たアメリカの車整備工場。
自動車リフトなんかもあるし、これが我が家?
「ようこそ我が家、科学ラボへ!」
両手を広げて誇らしげに名乗るワナビ。
我が家かラボかどっちなんだ。
「一階がラボで二階が寝室。どう? いいでしょ?」
ラボと寝室しかないのかよ。キッチンやリビングどうした。
「まぁいい。で、ここで何を作ってるんだ」
「いろいろ!」
出たよ。便利な言葉、いろいろ。
核兵器作っててもいろいろって言い張るんだろうか。
「例えば?」
「さっきのロボットたちのメンテナンスや、あの子たちの子供を作ってたり」
まだ増えんのかあの白い悪魔!
しかも子供ってことは、あいつらが育てんの!?
「あとは、水を浄化する装置とか、土の中の化学成分を除去する機械……」
そこでワナビが少し俯いてしまったことで察してしまった。




