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第67話 これからどうする?
帰りの道は行きと同じく廃墟ビルの間を縫って歩くものだったが、その雰囲気はまるで違うものだった。
行き道ではまるでピクニックにでも行くようなほのぼのとした空気だったが、帰りのそれはすっかり恋人と化していて、固くつないだ手を決して離そうとはしない。
俺も内心ではその関係の変化を喜んでいたのか、その道のりは朝よりも圧倒的に短く感じてしまった。
科野タウンに戻ってきたとき、俺が集めてきた人々は既に自分の住処を選び終え、中央広場で思い思いに会話をしながら過ごしていた。
その表情にはようやく見つけた安住の地への安心感が漂っており、とても穏やかなものだ。
だが、俺とワナビを見つけるなり、その顔は面白いものを見つけたものへと変化。
ニヤニヤしながら近づいてくる連中を見れば何を言いたいかはすぐに分かる。
「おやおやおやぁ? あれだけ妹みたいなものだって言ってたのに、随分と仲がいいじゃねーか」
ここに来た時からやたらと俺に絡んでくるこの気さくなおっさんは集団のリーダー的存在になっている、田中のおっさんだ。
「うるせーよ。変な勘繰りすんな」
「そう照れるなよ。こんな時代、仲がいいのはいいことだぞ」
「そうだよ、お兄さん! もうわたし達はもう恋人同士なんだから!」
あーあ、言っちゃった。




