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第4話 こいつなんなの?

「よいしょ、よいしょ」


 二階テラスにいた少女がはしごを下って降りてくる。

 いや、テラスにいたんだから家の中を通った方が楽だったんじゃねーの?


「よし、ついた! で、あんた誰?」

「そりゃこっちのセリフだよ」


 こんな得体のしれない街を作ったやつのこと、気にならないわけがないし、それ以前にこんな怪しいやつに自分の名前を明かす気にもならない。


「あたしの名前は更科学(さらしなまなび)。15歳だよ。ここの街の天才科学者として、ロボットたちに手伝ってもらって、何もなかった街をここまで大きくしたんだよ」


 ない胸を張ってドヤ顔をしているまなび。


「まなびって読んでくれてもいいし、みんなからはワナビって呼ばれてたからそっちでもいいよ」


「わなび……。小さいころから科学者になりたかったのか?」


「もちろん! 両親が早くに死んじゃって、ずっとおじいちゃんと暮らしてきたんだけど、おじいちゃんもわたしなんかよりずっとすごい科学者だったんだよね。早くおじいちゃんに追いつきたくて頑張ってるんだ!」


 おじいちゃんがどんなものかは知らんが、わなびってのは「Wanna be」のことだろうな。

 いろいろ残念なやつなのかもしれない。


「で、兄ちゃんの名前は?」


「ただの旅人だ」


「タダノタビビト。どんな字を書くの?」

「それが名前じゃない」

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