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第39話 何の用だ?

 俺はワナビに出会うまで、辿ってきた道を遡っていた。

 

 その道中ではもちろん野盗に出会うことも多かったが、それよりも数人、もしくは十数人の小規模な人数でどうにかこうにか食いつないでいる集団と出会ったこともあったからだ。

 そいつらがいつまでもその場所にいるとは限らないが、このご時世、安全に暮らすことが出来る場所そのものが珍しいのでその場にとどまっている可能性は高いと思う。


 最初の集落は、俺の狙い通りまだそこにいた。


「おーあんちゃんじゃねーか! 久しぶりだな! 元気にしてたか」


「あぁ、見ての通り、ピンピンしてる。それより今日は、ここにいるみんなに話したいことがあって来たんだ」


「話したいこと?」


「あぁ。みんなにとっても渡りに船な話だ。集まってくれるか」


 すぐに人を呼びに行ってくれたが、そこは十人もいない小規模な集団。さほど時間もかからずに全員が集合した。

 そこのリーダーでもあるさっきのおじさんが話を促す。


「それで、話ってのは? あんちゃんのことだからきっといい場所でも見つかったって話か? 俺らは食べるものがあるならどこにでも行くぜ」


「もっといい話だ。そこは食べるものがたくさんあるどころか、電気も、乗り物も、ロボットまでいる。かつての文明の片鱗を取り戻すことが出来る場所だ」


 その話を聞いた全員の顔に浮かんだのは、驚きと共に信じられないと言った感情だった。

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