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【日間4位☆感謝】アポカリプスなう ~天才科学者とのスローライフ【500字小説】  作者: あるて
第五章 近づく関係性

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第181話 もうそこまで?

「ふふ。これで街がまた暮らしやすくなるね」


 帰り道、俺の隣でご機嫌そうなワナビ。

 しっかりと手を握り、決して離そうとはしない。

 その手から伝わってくる温もりが、心にまで伝わってくるようで、俺もつい笑顔になってしまう。


「これからどうするんだ?」

「うん、それなんだけどさ。また一緒にサーバーを生き返らせに行こうよ!」


 脳裏によぎるはパール出版。また何かをかぎつけたんじゃあるまいな?

 俺は恐る恐る尋ねてみた。


「こ、今度はどんな出版社を見つけちゃったんだ? またお義母さんの残してくれた本か?」


 おっかなびっくりの俺に対し、愉快そうに笑うワナビ。

 いろんな意味で純真無垢なやつだけど、たまに俺をからかってくるからなぁ。


「もう、そんなに警戒しなくても大丈夫だよ。前に言ってたでしょ? 近くに教科書なんかを発行してた出版社があるって」


 そういえば言ってたな。


「でも教科書通りの恋なんてつまらないんじゃなかったのか?」

「自分のためじゃないよ。ほら、街にも恵ちゃんや他にも小さな子がいるでしょう? そういう子達にもしっかり読み書きくらいは教えておかないといけないなと思って」


 驚いた。いつの間にか次の世代の事まで考えていたんだな。ワナビとそんなに変わらない気もするけど。


「ネットをつないで遠隔でデータを見れるようにするから」


 なるほど、それなら端末を使えばみんなが勉強できるな。


「パール出版にもつなげるし」


 それはやめてくんない?

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