第180話 それ話し合って決めたん?
「全身四角だからあくまでスクエアなんだな。人数まで含め」
「おうよ、俺らのこだわりだかんな」
「こればっかりは譲れねー」
「今はなき中田中のためにもな!」
なんだよ、一人欠けちまってるのかよ……。
戦友ってのは全員揃ってるってほうが珍しいもんな。
「中田中はどうしたんだ?」
「娘の誕生日で非番だ」
めっちゃ幸せに暮らしてた!
一瞬しんみりしかけたってのに。
こいつらは殺しても死にそうになーか。
「で、レンジャーということは色も決まってるのか?」
「おう、俺っちチョコ中田がブルーだ」
意味も知らずにチョコをありがたがってんじゃねーよ。
「そんでこの俺、日中がグリーンで中田中がイエロー」
なるほど、この中でもレッドを張るってことは田中のおっさんがリーダー的な位置にいるんだな。
さすがというか、たしかに実力的には一番高そうだ。
あのおっさんには今のおれでも勝てるかどうか分かんねーからな。
悪い人間ってわけでもないし、街の復興にも協力的だから対立するようなことはねーだろうけど。
「おーし、発電所の復旧も終わったし、俺らはもう一度下水処理場に行って稼働させてくらぁ。お嬢ちゃんも疲れたろ。先に帰っててくれや」
「さすがレッドだな」
「あん?」
「いや、四角レンジャーだよ。おっさんがレッドだったんだろ?」
「俺? 俺はピンクだが?」
お前がピンクって頭の中身じゃねーか!
しかもリーダー不在だよコイツら!




