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【日間4位☆感謝】アポカリプスなう ~天才科学者とのスローライフ【500字小説】  作者: あるて
第一章 ようこそ!

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第17話 焼き加減はレアかミディアムか?

「お肉ーー! じゅるるる……」


 俺が帰るなり、そう言って走ってくるワナビ。

 俺は肉じゃないぞ。食われそうで怖いから近寄るな。


「ステーキにするか焼肉にするか、どっちがいい?」


「漫画で見た骨付きの丸いやつがいい!」


 出来るかバカ。

 いわゆる「漫画肉」

 出来るとしたら足の肉を綺麗にカットした場合だけど、わざわざそんな手間をかける意味が分からん。

 火が通りにくいからほとんど生になっちまうしな。


「それじゃ、厚切りステーキな。焼き加減は自分で調整しろ」


 サーロインの部分を三センチくらいの分厚さでカットすると、ワナビの瞳が輝いた。


「すごい! 小さい頃に食べたステーキの倍くらいはある!」


「しっかり火を通したいなら火力の弱いところで焼くといいぞ」


「せっかく新鮮な肉なんだから、肉汁したたるミディアムレアが一番だよ! あんまりレア過ぎても血の匂いがするからね」


「解体の時にある程度血抜きはしてあるし、塩で揉んだから臭みはないと思うぞ」


 レバーやタンならまだしも、普通の部位でそこまで念入りに血抜きをしなくてもそこまで臭くはない。


「どうしても気になるならニンニクでも乗せたらどうだ?」


 あるのかどうかは知らんけど。


「ニンニクならあるよ! お祖父ちゃんが好きで栽培してたからね! 芽が出ても食べられるし、使い勝手いいよね」


 お祖父さんは健康志向だったんだな。なんで病気で死んだんだ。

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