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【日間4位☆感謝】アポカリプスなう ~天才科学者とのスローライフ【500字小説】  作者: あるて
第四章 街の発展

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第169話 なんで使えないの?

「んじゃ、動かすか」

「え、お兄さん、船の操縦できるの?」

「こんなにでかいのは初めてだけどな。強襲揚陸艦くらいなら」

「ほえー」


 素直に感心してくれている。こういうところ、救われるんだよな。


「どのあたりを掃除するんだ?」

「この船で掃除できるのは水面だけだからね。まずはダムの壁面近くに漂ってるごみを回収しよう」


 船を回頭し、ダムの端に向けて走らせる。そんなに速度は出ないが、顔に当たる風が気持ちいい。

 ワナビは隣でご機嫌だ。

 こういうデートの仕方も、意外と悪くないもんだな。


「具体的にはどうやってごみを集めるんだ?」

「後ろにベルトコンベアがついてるから、そこにかき集める感じだよ。大きいごみは手で引き上げないとダメだけど」


 まぁダムに集まってるごみなんて、人間が出したものがほとんどだろう。

 もうこんな時代になったから、意外ときれいなままかもな。


 と思ってた時期が俺にもありました。


「あちゃー。流木がいっぱいだねぇ」


 土砂崩れでも起きたのか、大量の流木が流れ着いている。これは一回では乗り切らないし、かなりの力仕事だ。

 流木一本でも相当でかいから、ワナビに手伝わせるわけにもいかないし。こういう時こそデッパー君……。


「デッパー君が防水だったらよかったねぇ」


 そうだった。あいつらハイスペックポンコツだった。

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