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【日間4位☆感謝】アポカリプスなう ~天才科学者とのスローライフ【500字小説】<不定時>新>  作者: あるて
第四章 街の発展

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第162話 どこから見てた?

「お、おい。いつまでくっついてんだよ。みんな見てるって」

「見てるのはデッパー君だけだよ」


 そう言ってピッタリとくっついてくるワナビ。

 さっきは夢中で気づいてなかったけど、コイツ、こんなに軽かったんだな。

 こんな小さな体で一人で生きて、孤独にこの街を維持してきたんだ。

 年もまだ若い。そりゃ寂しくて当然だよな。


 俺は腕に力を籠めると、顔をそっとワナビのおでこに近付けた。唇から伝わる体温。

 俺の気持ちも、一緒に伝わればいいのにな……。


「あー兄ちゃん、いい雰囲気のところ悪いんだがー」


 ワナビが飛んだ。猫のように。

 俺も飛んだ。ノミのように。


「た、たったたたった、田中のおっさん⁉」

「ずいぶんリズミカルな名前だな」

「イヤそうじゃなくて! いつからいた!」

「シールドマシンが逆回転を始めたあたりから」


 また最初からかよ! なんでこいつはいつもタイミング悪く現れるんだ!


「いや、そんなことはどうでもいいんだけどよ」


 どうでもよくねー!

 まったく、このオヤジだけは。


「お嬢ちゃんに一つ確認しておきたいことがあってな。この街の下水道はどうなってんだ?」


 ん? どういうことだ?


「あ、そのまま昔の下水管に流してた」

「そりゃまずいな」

「何がまずいんだ?」

「そのうち逆流してきちゃう」


 呑気に構えてる場合じゃねー!

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