第160話 どうやって出すん?
「でもお兄さんも巨大ロボがあったら乗りたいでしょ?」
「そ、そりゃまぁ……」
「ふふ、男の子だねぇ」
おまえも巨大ロボにすることに目を輝かせてたじゃねーか!
「でもじつはこの後、お兄さんには操縦してもらわないといけないんだけどね」
お、それは初耳だ。
なんなんだろう。
実は巨大なデッパー君がいて、そいつだけは乗り込めるとかそういうやつか?
やつらは苦手だが、そういうのなら少し乗ってみたいぞ。
「掘りあがった土地を耕す機械なんだけどね」
トラクターやんけ!
でもまぁ乗り物は嫌いじゃないから、機嫌よく運転はしてやるけどよ。
操縦とか紛らわしいこと言うんじゃねーよ。
「あ、予定地点まで掘り終わったみたいだね」
「けっこう岩の間にがっちりハマってるけど、どうやって出てくるんだ?」
「逆回転だよ。大丈夫掘っていくときよりかなり早いから」
いや、掘っていくときも相当早かったぞ。
それが更に早くなって、返ってくると?
「そ、総員退避ー!」
俺はワナビを抱えて走り出した。
今まで掘り進んでいた岩を逆回転で弾き飛ばしながら、すごい勢いで戻ってくるシールドマシン。
デッパー君が巻き込まれて何体か弾き飛ばされるのが視界に入った。
機械も、容量・用法は守りましょう。




