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【日間4位☆感謝】アポカリプスなう ~天才科学者とのスローライフ【500字小説】<不定時>新>  作者: あるて


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第153話 用法・容量は正しくね?

 指で触れただけで血がにじむほど鋭く研ぎ澄まされていたので、とりあえず刃引きだけはしておいた。

 こんなの公共の場に置いたら危険極まりないだろうが。

 研究熱心なのはいいけど、人命に関わるようなことだけはやめてね?

 マッドサイエンティストはいいけど、サイコパスまでは行かないで。

 あんまり変わらん気もするけど、ワナビだからいいのだ。


「それじゃ、その水門をそこの溝に差し込んで」


 うん、俺に対する謎の信頼感。この鉄板けっこうでかいけど、何トンあると思ってんの?


「重いからデッパー君に任せよう」

「えーお兄さん非力だなぁ」


 おめー持ってみるか?

 お願いだからロボットと人間の力量差を考えて。


「ここまでできたら後はなんちゃら膜をつけるだけなんだろ? それはワナビたちにお任せして、とりあえず水道問題は解決だな」

「なんちゃら膜って。お兄さんいやらしー」


 何がだよ! もういろんな影響受けすぎていろいろおかしくなってんじゃねーか!

 これは一刻も早く例の出版社に行ってワナビの脳内を正しい知識で上書きしないと。


 そんなことを言いながら田中のおっさんと合流するために工房予定地に向かうと、すでにでっかくレンガが積まれていた。

 レンガを持った恵ちゃんがひょこひょこ歩いてるのが可愛い。中身は小悪魔なのに。


「おー兄ちゃんたちも来たか! もうすぐ完成するぞ」

「おーでっけーピザが焼けそうだな」

「兄ちゃん」

「なんだ?」

「アホだな」


 やかましーわ。

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