第141話 え、え、どういう展開?
「それじゃー積み込んでさっさと帰ろうか」
「ちょ、ちょっと待ってくれ……」
「ん?」
さすがにノンストップ耐久土嚢作りレース500個はこたえた。死にそうだ。
「ちょっと休憩させてくれ」
「いいけど。なるほど……」
ちょっと何メモしてんの? これも限界値のデータとかだったりする?
「それじゃ、もう暗くなりそうだし、今日はここでキャンプしようか!」
海辺でのキャンプか。それもいいかもしれない。
一日休めるというのもかなりありがたい。
「それじゃさっそくバーベキューしよう! 石は積んでおくから、お兄さんはウサギかなんか狩ってきて」
また簡単に言いますよね。
デッパー君と一緒にしないでほしいんだけどなぁ。
でも彼女の頼みとあらば、頑張ってみせるのが男だろ!
二時間後。
「どうだ。これでいいだろ」
肩で息をつき、どうにか仕留めたウサギ一羽。めっちゃ走り回った。死ぬ。
「お兄さん遅いよー。お腹ペコペコになっちゃった」
その俺に対する全幅の信頼はどこから生まれてるんだ? 悪い気はしないけど。
その後、飢えた野獣と化したワナビによってウサギ肉をほとんど食われてしまったのは言うまでもない。
「美味しかったぁ! でもそろそろ寝るところを綺麗にしないとね」
「ん? どこで寝るんだ? 寝袋は持ってきてねーぞ」
「何言ってんの。トラックの座席の後ろに休憩スペースがあるじゃん。一緒に寝よ」
え、え、え?




