第136話 お、おぉ?
「それにしてもけっこう深く掘ったな」
「墓標にするにはちょうどいいでしょ」
誰の?
……なんでこっち見てんの?
俺のこと好きなんだよね?
「冗談だって。水も溜まってないのに落としたらそれこそ死んじゃう」
水が溜まってても死ぬってさっき言ったよね?
まぁ、深さ10メートルくらいありそうだから、今落ちたらかなり痛そうだけど。
「それにしてもなんでこんなに深く掘ったんだ? 危ないだろ」
っていうか、さっきの短時間でこれだけ掘っちまうデッパー君(笑)たちも相当危ないが。
「あーこれは沈殿用だよ。簡単な汚れはここで落としておかないとすぐにろ過フィルターが目詰まりしちゃうからね」
なるほど。よく分かんねーけどこれがあるだけで設備が長持ちするんだな。
そんな会話をしてたら田中のおっさんがシャベルを肩に担いで近づいてきた。
「ふぃ~。良く働いたな、兄ちゃん」
いや働いてません。
全部このネーミングセンス悶絶死のロボットたちがやりました。
お前も働いてねーだろが。
「それにしてもプールでまずは沈殿させるとか、本物の水道局みてーだな」
「うん、ここでまずはろ過して、次のプールでもう一回貯めて、そこで薬品を入れるの」
「急速ろ過か。んじゃ次は緩速ろ過か」
「うん、砂を集めてこないといけないけどね」
「最後は?」
「RO膜だよ」
何言ってんだコイツら?




