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第12話 追いつけるでしょ?

「あたし、足が遅いから動物を見つけても追いつけないんだ」


 小型レールガンを手に言い訳っぽいことを口にしているが、俺だって野生動物相手にスピードでは勝てないぞ。

 こいつは狩りを何だと思ってるんだ。


「狩りってのはな、相手に気づかれたら終わりなんだよ。気配を殺して、射程距離まで近づいたら急所を狙って撃つ。もしくは失血死を狙って動きの遅くなる足を狙うんだ」


「そんなことできないよ。わたしいっつもバンバン撃っちゃって、みんな逃げられちゃうんだもの」


 狩り以前に射撃の腕が壊滅的だったか。


「お兄さんならできるでしょ!? わたしよりも足が長いから追いつけそうだし!」


 だから無理だっての。どんなスプリンターだよ俺は。

 野生動物舐めんな。


「いや、俺なら一発で仕留めるから追いかける必要はない」


「え、すごい! お兄さんオリンピック選手か何か!?」


 そんな古い催事の名前よく知ってんな。お前が産まれた頃にはもうなかっただろ。

 俺の産まれた頃が確か最後の開催だったはずだぞ。


「元軍人だ。少年兵ってやつだよ」


 十年ほど前はまだドンパチやってる連中がいたんだがな。今ではそいつらも死に絶えたが。

 人口が減り続ける中、銃を持てる奴は誰でも軍人にしてしまう。狂った時代だった。

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