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第11話 お肉食べさせてくれる?

「あのね! わたし、お肉が食べたい!」


 ほらきたよ。

 かつて人類がばらまいたウィルスは種をまたいで爆発的に広がり、今では哺乳類自体が希少種だ。

 それでも野生の力というのは大したもので、人類よりはその数を増やしてきてはいるのだが、それでも困難なことに変わりはない。


「当てはあるのかよ」


「ふふん、この天才科学者を舐めてもらっちゃ困りますよ」


 生物の個体数の把握と天才科学者にどんな関係があるのかは知らんが聞いてみよう。


「新型ドローンでこの辺りを偵察してるからね。どこにいるかはすぐに見つかるよ」


 なるほど、新型ドローンか。空気の力で浮いているが、羽がないから無音。野生動物を驚かせずに探すにはうってつけだ。

 それで獲物を探して座標を確認するわけだな。

 つまり俺にはそこまで走って行けと。

 なるべく近くならいいんだが。


「やってくれる?」


「別に構わないが、俺のデザートイーグルもそんなに弾数が残ってないからな。そんなに何度も狩ってはやれないぞ」


「それなら大丈夫! これを使って!」


 そう言って机の引き出しから取り出した銃器。


「おま、それレールガンじゃねえか!」


 俺のデザートイーグルよりは一回り大きいものの、すっかり小型化されたレールガンは火薬を使わない分、弾と電気さえあれば無限に使える。こんなものまで作っていたとは……。


 なんで自分で狩りにいかないんだ?

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