表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

PR
123/141

第121話 それはそれだよね?

「……」


 ワナビさんの無言の圧が逆に怖い。


「いや、それはほらあれだ。ワナビのお父さんだって昔は抱っこしてくれたりしただろ?」


 そう、俺は保護者的な観点から可愛がっていただけだ。そこに色恋感情が介在するはずがない。


「うん、お父さんに抱っこしてもらうの好きだった」


 ほら、ワナビだってそうだろ。

 小さい子を見れば誰だって可愛いと思うはずだ。


「でもお兄さん、お友達の男の子は抱っこしてなかったよね?」


 補足説明ありがとうございます!


「ほほう……」


 またしても表情が険しくなるワナビさん。今日は本当に表情豊かだよねぇ……。


「正直なこと言うぞ? 確かに男の子はいた。でもあのガキ、生意気で全然可愛くなかったんだよ」


 これは本当だ。俺を見かけたら蹴りを入れてくるわ、口は悪いわで可愛さの欠片もなかったんだよな。

 いつか大きくなった時に根性叩き直してやるって思ったもんな。


「でも男女差別は良くないよ」


 そうは言ってもまだ機嫌の直らないワナビさん。

 そこは男女関係ないとこだと思うんだけどなぁ。


「お兄さんのあの熱いハグは今でもはっきり覚えてるよぉ! そっか、あの時にメグはすでに恋に落ちてたんだね!」


 恋に落ちるとかいう表現、どこで覚えたの? ってこれもおっさんか。


「お兄さん」


 ワナビの低い声に背筋が伸びる俺。なんか情けなくなってきた……。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ