第116話 あいつの差し金か⁉
「ワナビさん? そんな昔の知識、どこで覚えたの?」
「端末に取り込んだ本からだよ」
くそ! あの出版社め! 紙だったらすぐさま焚書してやるのに……。
「で、他に何人いるの?」
「いねーっての!」
そのジト目はやめなさい。そんな表情も可愛らしいけど!
「前にも言っただろ? 女の子と、こ、恋人になるなんてワナビが初めてだって」
そこまで言うと、ようやく思い出してくれたのか、ふにゃりとするワナビ。
さっきから忙しいやつだな。
「恋人より先に愛人を作って回るなんて、お兄さんやるね!」
恵さん、混ぜっかえさないでもらえるかなぁ……。
さっきからなんとしても愛人枠に収まろうとしてるのはなんでだろう……。
「あははは。お兄さんやっぱり面白ーい」
突然カラカラと笑い出す恵ちゃん。なんだ? どういうことだ?
「お父さんが言ってた通り、愛人って言えば面白いものが見れるぞってのは本当だったよ」
たなかぁぁぁ!!
あの野郎! 後で会ったら覚えてろ!
「でも惜しいことしたなぁ。お兄さんのこと、メグもけっこう気に入ってたんだけど」
また悪い顔してる。もうその手には乗らねーぞ。
「モテモテだね」
しっかり乗ってる人がここにいた。でもこれは俺に責任なくない?
「これはフラフラとどっかに行かないように、縛っておかないといけないね」
俺は犬か。
「え! 二人はもうそんなプレイをするような仲なの⁉」
プレイちゃうわ!




