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第105話 理系の思考回路って?
まぁなんにせよ分かってくれたのだから良しとしよう。そういうとこも学の一面だしな。
「それじゃ、お兄さんの好みを知るのはおいおいの楽しみにして、私はもう少し勉強を進めておくね」
何より今は無限牢獄から解放されるのが何より嬉しい。
激闘を潜り抜けたような達成感を噛みしめながら、俺は隣の部屋にある自分のベッドに体を横たえた。うーん、精神的に疲れたな。
* * *
「ねぇ、お兄さん、これって……」
なんだか学が呼んでるような気がする。
「あれ、寝てる」
そうか、俺は横になってそのまま寝てしまったのか。いろいろあって疲れがたまってたんだな。でもまだ眠い。
もう少し寝かせてくれないか……。
「……」
何も言わないってことはそっとしておいてくれるのか。ありがたい。
だけど、ビシビシ視線を感じるのはどうしてだろう。嫌な予感がするものの身体が動かない。
「寝てるってことは……チャンスだよね」
何のチャンスだ?
理系人間の思考回路……。仮説、検証、実行、考察。
本で勉強している今は仮説を立てている段階だろうから……次は検証をしたいのかな?
どうやって検証をするつもりだ?
いかん。
眠くて頭が働かん。
「この本では肝心なところがぼやけてて分からないんだよね。今こそ実物を確認するチャンス!」
そこかぁ!




