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第102話 重力異常?

「お、俺は……」


「うんうん!」


 ヤメロ。そんなキラキラした眼で見ないでくれ。

 そんなお宝を見つけたような表情で語る内容じゃねーだろ。


「その時の気分による……かな。あはは……」


 なんかどっちに転んでも恥ずかしいから、中途半端なところに逃げてしまった。俺のチキンヤロー。

 そうだよ、日和ったんだよ!

 でも学はそんな俺の羞恥心なんて軽く飛び越えてきた。


「そうか。お兄さんはどんなことでも楽しめるんだね! さすが守備範囲が広い!」


 感心したように言ってるけど、それ悪口だぞ?

 それだけ聞いたらとんだ変態ヤローじゃねーか。


「でも私の好みはお兄さんにされる方がいいかなぁ」


「……ぶほぉ!」


 いかんいかん! つい想像してしまったぞ!

 あんまり具体例を挙げて説明するのは後々自分にダメージが返ってくるかもしれん。これはもう少しオブラートに包んで説明する必要があるな。


「そういうのは『性癖』っていうんだけどな。それを他人に知られるのは恥ずかしい事なんだぞ?」


「うん。お兄さん以外にはわたしもこんなこと言わないよ! でもお互いに好みを知ることって大切なんだよね?」


 はい、その通りです。

 これまで積み重ねたブロックが全部俺に向かって倒れてくる……。

 そろそろ次に進まないと。

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