表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

PR
101/140

第99話 正しい知識って?

「まぁそれはなんだ……ムードってやつだな」


 俺もなんて答えていいかよく分からんが、多分合ってるだろう。趣味とはまた違うような気もするし、その過程を楽しむという点ではムード作りをしているということだろう。


「ムード……またえらく抽象的だね」


 お、こういう計算で割り出せない事柄にはからきしなんだな。さすが理系人間。

 ここは俺がムード作りというものを教えてやるか。


 俺は隣にいる学の方へ向き直り、いきなりキスをした。

 驚いた表情で顔を赤くする学。あぁ、もう、可愛いな!

 いやいや、俺はそんなことをしたいんじゃなくて、ちゃんと目的があるんだよ。ただムラムラしたからキスしたわけじゃないぞ?


 次は学の頬に手を添えて、柔らかく微笑みながら言葉も付け足した。


「学、好きだぞ」


 そう言ってまたキスをする。

 突然二度もキスされた学は目を白黒させているが、これでムードのなんたるかを説明できる!


「二回キスしたわけだけど、一度目より二度目の方が嬉しいだろ? これがムードってやつだ」


 ドヤ顔の俺。どうだ。

 伊達に年上じゃないところを見せることが出来たかな?

 モジモジしながらぼそぼそと何かを言っている学。なんだって?


「どっちでも……嬉しいんだけどな……」


 ぐはぁ!


 相手は俺よりも一枚上手だった……。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ