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ラ・ラガス~創造魔法で異世界を生き抜く~  作者: タツノオトシゴ
無謀で勇敢な者に一欠片の自由を
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女王認定の騎士ここに現る

途切れ途切れで見えにくいが何とか捌ける、女王がこっち目掛けて放つ魔法は『忠義』が相殺するタイミングで変光星の刃を滑らして地面とぶつけて跳ね返った刃が女王の硬い殻をゴリゴリと削っていき振り切られる前に引き戻して変光星から自分に吹っ掛けた遠心力を利用して宙を舞いながら湧いてくる蟻共の突進を避けて対応する。ルウェーと一緒に女王に備わる魔力回路を削ったり壊したりするまでに六つになったところで体に異変が起きた。


 その時『忠義』はすぐさま回復魔法、治癒魔法と完璧に対処して貰ったが何が起きたのか聞いたら長々と戦闘中だというのに話し始めたので軽く流していたが要点を纏めると女王を中心とする結界魔法による攻撃を喰らったみたいで私の完璧な治癒魔法で何とかしたんだと騒がなくてもいいのに大きな声をだして叫んでいた。毒が体に回り始めたくらいのタイミングで姿を消したルウェーは女王と同等位の魔力を辺りに巻き散らしながら動く何かと戦っているみたいだが…さっきから三下ばかりの動きを続ける蟻達が姿を見せないからそっちに雪崩れ込んでいるのならそんな風に魔力感知が作用すると思うけど魔力を巻き散らしながらだと少し想像つかない


『仮定するなら蟻の姿が変わって元々抑えきれていた魔力が自然と零れているのでは?』


「まぁ…それが正解っぽいけど女王はそんな味方かもしれない奴に疑惑を持っているなんてそいつはとんだ災難だな!可哀そうで仕方ないな!」


 無言で魔法で造り出された真っ白な鎖が地面を飛び魚のように軽快に跳ね飛びながら襲い掛かる。変光星を真横に薙ぎながら薙ぎ飛ばした先に残っている骨組みに刃を引っ掛けて足元から放たれる気づいた時には空中で爆散している刃を避けて【宝物庫】から黝危槍を取り出してさっきの仕返しとして足目掛けて放ちながら自分自身も一時的に代償魔法によって手に入れた魔眼の一部らしい【炯眼】のお陰でさっき手に入れた時はぼやけて見づらかったが今になっては鮮明に視える。理屈は分からないが使えているから良し


 そんな女王の身体からずっと輝き続ける魔力回路に向けて変光星を押し付けるように削り差し込む、変光星の型をすぐに変えて連続して【起爆】を叩き込みあと六つだった魔力回路の一つを完全に爆風で爆発で吹き飛ばして残り五つ…とんでもないくらいに硬い殻を熱された刃でゴリゴリと削り落としていき、足元に綺麗に突き刺さっていた黝危槍を回収するために素早く体勢を崩して根を張るような呪いが女王の足元を喰らい着くのを見てこのまま取るべきか考えるがいや手数があれば何かあった時の保険としてあと一押しの所をコイツなら任せられる。


 全方位を囲む魔法を【超煌弾】の爆発で防ぎながら体を後ろに倒しながら地面を風魔法で体勢を維持しながら差し向けられた突きの攻撃を頼りになる【氷結世界】によって造り出された柱が包み込むように受け止める。左手に握る槍に最大限魔力を『忠義』から奪いながら注ぎ込んで地面から再び湧き始めた蟻達をルウェーのように掠め取り、【超煌弾】で加速をつけて女王の元へ馳せ参じる。


「とっておきの呪いだ、良く噛み締めろよ【三穿跳】!」


『グッ!?』


 他人に差し込めばこっちも相乗して速くなるんだ、こっちからしたら良い事尽くめだしさっき毒仕込んできたんだお礼だから気にせず受け取ってくれ。ん?別にお釣りには要らないな、あったとしてもお前の醜態を見れるだけで元が取れるんだからな!構わず飛んでくる魔法と囲い込んで袋叩きをしようとしてくる蟻を体に備わる速さと右手に握られた炎で払いのけながらこの場から脱する。


 心のままに駆け、ここら一帯を埋め尽くす程の魔法と質量で乗り越えようとしてくる動く足場を踏み締めながら剣に灯された炎と黝い光を纏わせながらほんの僅かの隙間を通り抜けながら自分の身体と同じくらいの大きさの魔法が雨のように降ってくる。でもさっきの黝危槍の一番の強みとも言える一種の呪いと称せる程重々しい自らの血肉を雑巾を絞るような激痛が女王の足元と木っ端微塵にした魔力回路の周りで存分に暴れ回ってくれている。


「【W.I.E.R.D(ウィアード)】!」


 呪いの侵食に拍車を掛けた魔法はそれまで平然を装っていた女王にとっては分かりやすい反応だった、明らかに呪いによって動きが鈍ったが物ともせずにこちらに魔法という質量と愛すべき子供と騙る手駒を構わず吹っ掛けてくる。深呼吸しつつ両手に携える武器に十分すぎる魔力を流し込み女王へと通じる巨大な氷塊を足元から創り出して再度戦いへと赴く。


 氷塊に埋もれていた手駒達が次々と顔を出して女王が下した命令を遂行するため自らの魔力回路を極限まで使い潰すために連続して【雷撃】や【微塵嵐】など打ち消すには一筋縄でいかない捻りを入れた魔法を放って膨れ上がった魔力回路を代償に敵に襲い掛かって自爆する。本当に生みの親がさせる事とは思えないが…折角溢れ出て来ると予知して足場を創り出したってのにこんな自爆までされて崩されたら意味が無くなってしまう、それに置き土産と言わんばかりに主張する数々の魔法たちが一人の淵源を知らない賢者の石を求める挑戦者に襲い掛かる。


『ここまで抗った人間め…!』


「横暴で身勝手すぎる女王の圧政(時代)に二度目の革命だ」


 女王に向かって走っていたら本人がこちらに近づいてくれた、押し潰すために差し向けてきた前肢を黝危槍で受け流し女王の身体を対角線上に掻い潜って走り抜けて後ろ肢へ駆け込んで槍を後ろ肢目掛けて投擲、刃が頑丈な殻に差し込まれると根を張るように呪いが再び侵食を始めるのをちゃんと目で確認してこの呪いで数分間…もって十分程度しか完全と言えないが動きは鈍ると信じて一振りになった変光星をしっかりと握りたっぷりと魔力を込めた事もあって呪いが絶えず生み出されていた。


 この場に留まり続ける為に杭としての役割を果たした黝危槍を通り過ぎる途中で回収して丁度良く顔を見せてくれた蟻を焼き切りながら足場として使い潰して女王へと飛び移って後ろ右肢近くにあった魔力回路を守る殻を左手に携える槍で削り取ったらすぐに【超煌弾】を何個かばら撒いてその場から離脱する。


 どういう理屈で姿を現したのかは全くの所分からないが女王の身体から生えてきたようにも見える地上で群がって敵と教え込まれた存在を押し潰しにやってくる蟻とは違って一回りと大きさが異なる姿で障壁として現れた。接近戦に持っていったらこちらがやられる、変光星の熱は全て〔秘華の炎導〕に格納して【恒久】を施し蛇腹剣の刃が近づいてくる魂喰蟻の顔面へと叩きつけ吹き飛ばす。削れはしなかったが今ので一つ魔力回路を潰せた、このまま頭上にある魔力回路へ向かうまでに残りの四つも吹き飛ばしたりすれば邪魔の多い蟻も産み出さないし魔力の供給が完全に停止するから完全に仕留めることになる。


 でも、さっきの蟻やけに頑丈だったな…【恒久】も完全に機能しなかったのもあっただろうが気にせずに足を進めると吹き飛ばした方向からゴン、と周りにいた蟻が守る筈の女王を傷つけてでもこの場に戻って来たそいつは今か今かと敵が女王から振り落とされることを望み続ける待ち続ける指示待ちの存在でも無く俺の目の前に現れた異質と呼べる魂喰蟻の姿があった。


 四足歩行から二足歩行へと見た目だけを見れば人型と誰もが認識できるその姿は魔物としての自己証明(アイデンティティ)を果たす人間にとって異質そのものである魔力回路が存在はしておらず代わりなのかは分からないがシグマリよりも多いくらいの魔力量…いや限界値すらも分からないの推し量ったりするのは返って自分の首を絞めるから置いておくことにして今はそんな人型に近い魂喰蟻の動きに最大の警戒を掛ける。


 奴の手元には一振りの剣が握られているが自分で造り出した物か…?これだけ姿が変わるくらいだから魔剣とかの可能性も考えられるけど魔力量に限界がある存在が魔力や何か依存する魔剣を持つとは考えられない。ただ純粋にあの硬度を持つ殻と同じ材質だったら変光星でも何回か叩きつけないとか…刻一刻と時間は過ぎているしこんな所で足止められないんだよ


 目で追う事はできた、でも体が突発的な動きに対処仕切れない。首に突き詰められた刃を槍で弾いた所を差し込むように変光星の刃を放ち距離を取って目隠しとして【微塵嵐】を放って魔力感知で動きを読み取ろうとしたが強靭な身体を信じてなのかコイツ突っ込んできた、大層な自信をお持ちのようで…誰に似たんだかね!


「持ち前の速さで何とかしようとするならこっちは一発一発の重みで殴ってやる」


 急遽だがコイツには削ったりとかいった物よりも打撃が一番攻撃が入りそうな気がする。【宝物庫】に黝危槍を仕舞っておくがすぐに取り出せるようにしながら代打としてあの筋肉馬鹿の戦闘で大破して振りだがガドマのお陰もあってやっと扱えるようになって嬉しいよ【琥珀の力拳(エレク・ノディルト)】!槍を握り締めていた左手が空いてそこに埋め合わせとして選ばれた籠手を嵌め込んだのにも関わらず警戒なんて毛頭もない人型蟻が獲物を振り回して斬りつけようとしてくる。


 【琥珀の力拳】で叩き殴ると互いを削り合ったのか火花が散りその場で勢いが止まったので右手首を捻って変光星を振りながら【恒久】で空いた横腹を抉るが動じることはなく再度変光星で攻撃を仕掛けるか考えたが拳を弾いて剣を逆手に持って機動力を生かして斬りつけようと動いてきた。変光星の型を変えた時の保険として残していた〔秘華の炎導〕に残る炎を身体能力の底上げに回し『忠義』には支援として回復魔法の常時適応と援護魔法を頼んで置いて変光星の刃を後ろに飛ばして戻して考えられない程の猛攻を畳み掛けてくるが女王の背に叩きつけて刃を埋めて蹴り飛ばす。


 あの攻撃の仕方、魔力を消耗して無くなった事を前提にした戦い方を取ってきて驚いたがそれよりもこんな奴よりも近くに女王の魔力回路が埋まっている方を優先して変光星に魔力を注ぎ込んで真下に埋まっている魔力回路を削ろうとするが背中に猛烈な痛みが走る。蹴られた箇所の治癒は『忠義』に任して復帰してきた人型に魔力の籠った一撃を腹に叩きつける


「【蛇腹徊軍】!」


「残り三つ!」


 怯んだ瞬間を見て【恒久】によって回転が十分足りた事を直感で読み取り放った刃はピンポイントで魔力回路の位置へと落下してゴリゴリと音を立てて削り手に伝わる感覚から破壊できたことを感じ取りすぐに刃を戻しながら立ち上がって斬りかかって来た人型にも当てて再度吹き飛ばす。上手く攻撃が当たって喜びの余り叫んでしまったがこのまま押し切らせてもらう。

女王「変な呪いのせいで動けなかったけどなんか遠くで死んだと思った子供が独自で進化したみたいだからこれベースにして今から生まれる子供の身体構造書き換えて時間稼ぎして貰えればちょこまかと動く存在を追い詰める事が出来る…!」


公認騎士"人型蟻"「オデ…女王の為に働く…」


自称騎士"至福雄飛"「女王の事守る為に周りの皆の魔力とか色々と代償を払って大っ嫌いな人間の姿になって進化したからコイツ潰すから…女王様俺の事認めてェ!?」


酒場にいる観客「うぉおお!!なんだ、あの肉弾戦スゲェ!」

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