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押収資料 No.12「共命会 入会案内」

押収場所:死亡した女性の自宅・本棚


状態:経年劣化あり。数ページに書き込み。


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共命会とは


共命会は、「音は命を結ぶ」という教えを大切にする信仰団体です。


人は産声から始まり、最後は誰かの声に送られて人生を終えます。


その間に響くすべての音には意味があります。


苦しみも、悲しみも、孤独も。


音は決してあなたを見捨てません。


---


入会された方へ


最初の七日間は、毎晩同じ時刻に静かな場所で耳を澄ませてください。


何も聞こえなくても問題ありません。


聞こえた方は、祝福が始まっています。


---


※余白に手書き


«彼に「怖がらなくていい」と言われた。»


---


共鳴の祈り


目を閉じ、


一つ目の音に感謝を。


二つ目の音に祈りを。


三つ目の音に身を委ねてください。


四つ目の音が聞こえても、


決して目を開けないでください。


---


※余白に手書き


«四つ目なんて書いてなかった。»


«あとから増えた?»


---


教義 第十一節


「救済は突然訪れるものではない。


あなたが音を聞くのではなく、


音があなたを聞き始めた時、


共鳴は完成する。」


---


※最後のページに鉛筆で書かれていた文章


«これを読んでいるあなたへ。»


«もし、ページをめくる音が、自分の手より少し遅れて聞こえたなら。»


«そのまま閉じてください。»


«まだ、間に合います。»

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