激闘のマリリン その3
37話 激闘のマリリン その3
マリリンが電柱を折り、それをキメラに突き刺し電線を巻き付けた。電流が流れたのかバチバチいっている。それを仕掛けたマリリンも驚いている。
「おい、マテラ!」
クロガネが自転車で現れハァハァいってる。
「全力で大海田中から走ってきた。大田和ゴーレムからデジカメ預かったが使い方わからね」
ドシンとマリリンが尻もちを。地面が揺れた。
コチラに大きなお尻を向けて立ち上がろうと。
「オイッ! スゲェ」
あーあ、クロガネ、鼻血。
ちょと刺激が強いんじゃ。マリリン、そのかっこうで。大胆に動きすぎ。
「おい、サダヒコ大丈夫か」
あ、あっちではドーテーが鼻血出して倒れている。それをあのおとーさんとおかあさんらしい人が介抱している。
男は駄目ね。
「あっマテラ、鼻血が止まらねぇ。このデジカメをたくした」
って、渡されても。
「モモネ、あんたこういうの得意でしよ。撮影お願いね」
「はい、ねえさん!」
マリリンは電気大丈夫なの? バチバチいってる電線をキメラに巻きつけると、キメラが動かなくなった?
「いいぞ! マリリン、そいつを電線ごと池に放り込め!」
とドクター佐藤がジェスチャーで投げる格好を。
マリリンは自分より大きなキメラを両手で持ち上げると。周りの野次馬から。
「よいしょ!」
と声がかかった。
頭の上まで持ち上げたマリリンは池にキメラを投げ込んだ。
バチバチっと火花と煙が。
とうぜんあたりは停電。
昼間だからが、不満は上がらなかった。まあコレは後で知ったこと。
池を覗くマリリンが縮んでいく。そこへジャージ姿のぽっちゃりオバさんがなんだか派手な柄の布を持って来てマリリンに。巻き付けた。
用意してた?
マリリンがいつもの大きさになりオバさんがシーツを体に巻き付けるが。なんだかインドのサリーのような。
布がたりないのか長い脚は丸出しだ。
「マリリンがもどった。昔見た映画みたいだな」
「パパそれどんな映画?」
「それはな、はじめ人間くらいだったロボットが怪獣と戦うのにいきなりデカくなり、終わるともとに戻る……それになんの理由もないんだ」
「パパ認めた!」
「は、何を、聞かれたから言っただけだ」
「その言い方、パパだね」
「おい、池、ヤツはまだ!」
どこかのオジさんの声だ。皆が池を見てどよめいた。
池の真ん中あたりに小山のような物が浮き出た。刺さっていた電柱は流れ落ちて池の中に。
それは池の黒ずんだ色をしたブヨブヨした小山。あのクラゲの頭のような巨大生物?
あ、またゴーレムから、電話が。
〘テレビが停電で見れなくなりました。そっちはどうなったんです?〙
「マリリンが、キメラを倒したと思ったんだけど」
〘キメラ?〙
「そう今はあいつはキメラ・リーブス! もうレオナルドは終わったの」
〘そうなんですか……あのスマホをテレビ電話に変えて周りを見せて下さい〙
「クラゲはモコモコと陸に上がり下の方から沢山の細い触手を出して動きはじめた。
マリリンがオバさんを抱えてその場から離れた。
と、スマホをカメラにゴーレムに画像を送りながら実況した。
つづく




