表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
32/45

ランドマークの危機

32話 ランドマークの危機


 自衛隊のヘリが墜落後、怪物はあの田畑の真ん中にある巨大な墓石へと移動し、はじめた。



「町長大変です、怪物がエーワンゲリウムへ」


 エーワンゲリウムとは堂島が作ったマンションの名だ。ようするに私の家だ。


「五森、堂島邸に電話を」


 すぐに受話器を渡された早いな。五森。


〘ヒマ出来たネネコ!〙

「うかれてる場合じゃないわよ。あいつが私の城を狙ってるらしいの」

〘マンションを。警察は、自衛隊は阻止出来ないのか?〙

「無理みたい」

〘そうか……わかったなんとかしてみよう〙



 数分後、堂島邸からクルマが出た。


「間に合うか?」

「自衛隊のヘリが破壊された後に謎の黒い戦闘ヘリが現れたと今、放送で」

「時間かせぎにはなりそうだな。聞くところによるとヤツは円盤のようなクラゲからずいぶん形が変わったそうだな?」

「はい。今は牛のような体に人の顔が」

「牛に人の顔。クダンか?」

「あ、いや表現が悪かったようです。失礼しました。あのギリシャ神話に出てくるような半人半馬のような」

「ケンタウロスか。またずいぶん変わったものだな」


 クルマがマンションに着くと地下駐車場へのゲートが閉まっていた。

 おそらく管理人らは皆避難したんだろう。

 クルマは一階入口付近の駐車場に停めた。


「お気をつけて」


 クルマのトランクからカバンを取り出しマンション内に走った。

 エレベーターホールに着くとスイッチを押した。エレベーターが一階にいたのですぐに開いた。


 最上階。ここは全部ネネコの部屋だ。めったに使わない屋上への非常階段から屋上に出た。


 まだ先にヘリと戦ってる怪物が見えた。余裕だ。

 しかし、ヤツはなぜココに。

 ココは風水的には最高の場所だ、あんな異世界の怪物を寄せ付けるモノはナニもないはず。

 確かに建設工事の時に妙な遺蹟らしいのが出たが、僕が見たかぎり、なんの価値もない古代の村跡の貝塚。それを無届けで工事を続けたバチでも当たったか?


 ココはネネコのために造った城だ。大海田のランドマークだぞ、壊されてたまるかよ。


 カバンから塗装用のスプレー缶を出し屋上に大きなな円を描き。別の色のスプレーで五芒星を真ん中に。手帳を取り出し、見ながらクレヨンで文字や図形を足して魔法円を完成させた。


「大いなる闇の力よ、我は求める大自然の中に眠る大いなるハスター殿の力を貸し給え。ルマバ、カノガイ。スロク、ラドンサカ! いでよ! 地の風壁よ!」




 正体不明の黒いヘリは自衛隊以上の抗戦を見せ、燃える雑木林より平原地帯の方にキメラの足を向ける。


 コチラに来ると思ったキメラが、巨大墓石の方に移動し始めた。


「助かりましたね部長」

「あ、でもアレ見てくださいねえさん」

「竜巻?!」


 墓石マンションの前に竜巻が発生し。キメラを追った黒いヘリは空で停まった。


 竜巻の中に入ったキメラはなんだかもがいて見えた。

 竜巻の中から出たらキメラは早足に竜巻から離れた。

 何あれ竜巻がマンションを守った?


  グリュッウ、グオーゴゴゴゴー


 なに? 今度はクルマの屋根で眠ってしまったマリリンのいびき。

               つづく

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ