ネネコの誤算
22話 ネネコの誤算
マリンパでの惨劇が起きた頃。
大海田町役場 会議中に。
「町長大変です」
「どうしたの?」
「マリンパで大惨事が」
「だから何が起きたの」
「あの怪物がマリンパでのテレビ撮影中に現れ人を襲ってるそうです」
テレビの撮影を許可したら、そんな事が。
「それで警察は」
「駅前の交番から警官が。すでに総金署にも連絡を」
「町の警官が行ってどうにかなるような状態なの?」
「ソレは私には」
「わかったわ。五森、クルマを」
人が襲われたって、とにかくあの人に。
クルマの中から携帯電話で。
〘どうしたのネネコ、時間が出来た?〙
「違うわ、あいつが現れ人を襲ってるの、どうしたら?」
〘レオナルドか、地元の高校生のネーミングだとか、イイセンスしてるよね〙
「そんなのんきなことを。あなたわかってるの」
〘アレが出て人を襲ったと〙
「そうよ、人が。あなたどうにか出来ないの?」
〘そんな事言われても僕には。アレは勝手に出て来たのだし……。ドクターには?〙
「まだよ。でもアレはあなたがぁ……わかったわ。ドクターに」
〘なんじゃいネネコちゃん〙
「あ、ドクター。その、何か、何かが起きたのよ助けて」
〘何かとは?〙
「例の怪物が出て暴れてるのよ」
〘ヤツはどうした? あのドウテイ坊主は〙
「彼はたよりないわ。ドクターならって、彼が」
〘都合の悪い時はわしかバカモノが〙
今回の一件をドクターにすべて話した。
〘なるほど、町おこしとな。しかし、なぜヤツのケツをわしが拭かねばならない。ヤツがしでかした事じゃろ。あっちの生き物をあまくみたせいじゃ。とんだ誤算だったのネネコちゃん。最初からわしに頼めば〙
「今度の事は私も深く反省してるわ」
〘ま、向こうの生物がそう長くこちらにとどまれるとは思えん。すぐに消えるじゃろ〙
「そうならいいですけどね……」
黙って話を聞いていた五森が話に入って。
つづく




