第三変化?
11話 第三進化?
月曜日部活 部室。
「診療所にMIBですか? それはどういう関係だ。フランケンシュタインとUFOとMIBか……」
ゴーレムはドラマや映画の探偵のように腕を組んで何か考えてる。
ナニかっこつけてるんだ。インタビューにつまった力士にしか見えないぞゴーレム。
「フランケンシュタインとUFOとMIB、なんか映画のタイトルみたいだね。いかにもB級そうな映画だけどね、ねえさんはどう思う」
って言われてもモモネ。
「まあそーゆーのは、どうでもいいわ。 それからマリリンが居たけど、医者と患者の関係には見えなかった」
「メイドみたいな……」
ドーテーまで腕組みをし。それ、流行ってるの?
そこへ遅れてきたモデルちゃんが。
「また、出た。今度はヤギ!」
また出たヤギ? なんの話。
みんなが廊下に出て、窓を開けた。駅の横にあるツインビルの上に異様な生物を見た。
「ねえさん、アレはヤギですね」
ヤギっていうか、アレ悪魔に見えた。
黒ヤギのような頭が生えた薄黒いクラゲ、まるでサバトの夜に魔女たちが囲む黒いヤギの姿をした悪魔の絵が浮かぶ。そいつがツインビルの片方の屋上で長い触手をゆらゆらさせている。
「黒ヤギ型UFOなのか? 木馬型とかはあったけど……ココ、大海田は、変型UFOの宝庫か?」
「ゴーレム。ナニ、ヒコマロみたいなこといってんの」
体形は似てるし。
「ねえさん、ヒコマロは宝石箱ですよね」
「なんでもいいわ、そんなの。アレは今まで見たクラゲよ。このまえ、黒ヤギや白ヤギ喰ってあんな風に変形したんだわ」
「さすが部長。あっ浮いた」
屋上から浮いたヤギ頭の付いたクラゲはゆらゆらと浮遊し移動をはじめた。
「ゴーレム行きまーす!」
ゴーレムは走り外に行く階段を降りた。
「ねえさん、ネットニュースで流てる」
モモネは自分のノートパソコンで。モデルちゃんはスマホをあたしに見せた。
〘大海田駅上空に浮いていたヤギのような頭の未確認生命体が線路沿いを千葉駅方面に飛行し移動中と文字が流れた〙
〘数台のドローンが追跡中〙
すぐに映像消えた。
「千葉テレでも、やってます」
〘総武外房線上空を高速で飛行していた未知の生物は消えました〙
「あいつ出てはすぐ消えるわね、なんなのよ」
「残念です。何も撮れませんでした」
ハァハァいってゴーレムが戻ってきた。
「あれはもうUFCですね」
「なんだ、そのコーヒーみたいのは?」
「未確認飛行物生物です」
「はあなんだかややっこしいなぁモン研は、モスラやマンダじゃダメなのか」
「ナニわけのわからないこと言っての怪獣バカのクロガネは」
「あいつ出て来てはすぐに消えますよね。この世界の水に、あ、いや空気が合わないせいですかね」
「空気が合わない? 何よソレ」
「はい、UFOやUMAには異次元来訪説がありまして、こちらの世界に長く居られない何かがあって
目撃されてもすぐに姿を消して未確認なんだと」
異次元ねぇ。ファンタジー小説とかでやると何でもありだからなぁ異次元って。便利なネタだけど。コレ一応現実なのよね。
つづく




