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小話3
『一回くらい声出して驚くミヤを見てみたいけど………』
「って言ってたけどアステリ最初会った時、私が焦ってたの見てない?」
暗がりの森から出られた後、私は叫んだり頬を叩いたりしていた
マヴロスに乗せてもらっても突然走り出したことに、かなり焦っていた気がする
そう言われてアステリは思い出していたけど
「あれは焦ってるに入らないと思うけどな
だいぶ落ち着いてたぞ」
「…自分では焦ってるって思ったんだけど」
「俺が言ってるのはもっとこう、大袈裟な反応がほしいんだよ」
アステリの言ってることがよく分からず首を傾げる
例えとして可愛いと言われたら、どう反応するか訊かれた
普通にありがとうと答えると言うと
「それだよ
つまり、ミヤの反応は薄いってこと
他の令嬢ならキャーとか言って嬉しがるぞ
もっと驚いたり叫んだりしても良いんじゃないか?」
「そう言われても……」
確かに周囲の反応に比べて私はあまりにも淡白すぎると感じたことはある
でも、それが自分なのだ
どうしようもできない
「…アステリ」
「ん?」
「格好良いね」
試しに笑顔を作って言ってみたけど、何か違和感がある
上手く笑えていないのか顔の筋肉が少し強ばった
それに気づいたのかアステリも目を細める
私もいつもの無表情に戻る
「…やっぱり無理かな」
「だな…悪かった、なんか…」




