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明日は雨具を  作者: _夜凪。


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【第五章】夜を待つ

夜になっても、空の音は止まらなかった。


遠くで爆発する音。


何かがぶつかる音。


けれど、地上は静かだった。


子どもたちは眠っている。


大人たちも、声を潜めている。


私は、あの男の言葉を思い出していた。


明日は、雨具をつけたほうがいい。


どうしてなのかは分からない。


でも、ここにいる人たちは、誰も雨を普通のものだと思っていない。


外へ出ること。


雨に濡れること。


それだけは避けなければいけない。


そんな空気だけが、家の中に残っていた。


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