表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
婚約破棄され過ぎて心が折れそうです  作者: プラン9


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

30/79

30「たぶん神様も馬鹿なんだろうなー、って思うのです」

「まずは挨拶を。わたくし、アリアンローズ家第二子女、オラルケイニー・アリアンローズですわ。よろしくお願い申し上げます、バルカ様にラスト様」


 そう言い黒髪の少女、アリアンローズは、どういう訳かラストの手を取り、仄かに頬笑んだ。ラストが笑みをかみ殺したような表情をしている……あいつ肩痙攣してやがる、笑い堪えているのバレバレだかんな!

 あっ、私と目が合━━逸らしやがったあいつ。


「あの、オラルケイニーさん。バルカ様はそっちの――」

「……えっ」

「どうも、バルカ・ド・モンテクルズよ。わ・た・し・が! バルカ・ド・モンテクルズ!」


 どういう訳か私を知らない人、みーんな真っ先にラストを王女として見るのよね。そしてこのアリアンローズとかいうのも当然例に漏れずその1人。

 アリアンローズは2回ほど私とバルカの顔を往復で見直してから、びゅんって音が鳴るくらいの勢いで頭を下げた。


「もっ、ももも申し訳ありません! よもやバルカ王女とラスト王子を見間違えるなど……となると、こちらの、どう見ても花も恥じらう乙女といった感じの方は……」

「ラスト・アガフィア・モンテクルズでーす。よっろしくー☆」


 きゃぴっ、という感じに自己紹介するラスト。もう本当こいつ女にしか見えないわ。洗礼名もどういう訳か、神が女性名の方を下したらしいし。

 というか、今の今まで私、ラストの洗礼名忘れてたわ……。多分覚えることはないだろうけど。だってもう使わないし、それ付けた宗教潰しちゃったし。

 あらら、アリアンローズ萎縮しまくっちゃってるわ。まあ仕方ないわよね、普通の国なら、王子と王女を見間違えたら無礼千万じゃ済まないもの。……私の国が大らかすぎるのかしら?


「どうか、どうかご無礼をお許しください!」

「女の子に見られるっていうのは男の娘冥利に尽きるってもんだよ。だから気にしないで良いよー、アリアンローズさん♥」


 普通の男の子はそんなこと言わない! フローズンな香りをまき散らしたりしない! あと女装もしないし男を誘惑したりしない!

 ……というか、同性愛は別にいいけれど世継ぎ本当にどうしようかしら。というか、この子女相手でも勃つのかしら。

 ……なーんで私が弟の下の心配しているのよ。


「……ところで、どうして男であるラスト様が女子寮に?」

「男に手を出しちゃったから、かな?」


 ……出しちゃった(・・・)? やっぱりもう既に出していたのかこいつ!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ