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やっと帰ってまいりました!手術4回もしたよ!(;´Д`)

まだ本調子ではありませんが、ぼちぼち書いていきたいな~と思います。


「おい、まだ誰からも連絡は無いのか! まったくあいつらは何をやっているんだ。 伝書バトを差し向けろ!」

 王宮ではジークフリート王子がイライラと歩き回っていた。

「殿下、しかし、こう何度も伝書バトを飛ばしては、王宮の伝書バトが居なくなってしまいます。 せめて1日に1羽ずつ、いや、3日に1羽くらいにして頂かないと」

「うるさい! なんとかしろ!

……そうだ、魔道具。 遠くに居る相手と会話する魔道具の話をどこかで聞いたな」 


 ここで初めて王族が、ウメの持ち込んだスマホに注目する事となる。

 今までは不確かな情報として重視されていなかった未知のテクノロジーに対して、潤沢な予算が割り振られた瞬間である。



◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆



 エイリーク王子は、南の地、国土の90%が未開の地とされているスムゲルア王国へ向かっていた。

 他の国とはある程度国交もあり、各都市の冒険者ギルドへ依頼を出せば、十分に網羅できると踏んでいる。

 一番危険な地方への探索であったが、アンジェラの誤解を解くために必死だった。

 そんな彼の行く手を阻むのが、数十羽に及ぶ伝書バトだった。

 最初の一羽に返事を書いて結び付けている間に、次から次へと鳩が群がって来たのだ。

 彼らは糞まみれになり、鳩を追い払いながら道を進んだ。



◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆



 リチャードは西へと向かった。

 途中、伝書バトの群れの攻撃を受け、一歩も進めなくなってしまった。



◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆



 ウメは東へ、マリンは北へと向かった。

 彼女達も伝書バトの攻撃は受けたが、全て射落として美味しく頂いた。

 グランテスト王国の伝書バトは壊滅的に数を減らし、そのためにスマホの解析が急務とされた。



◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆



 あれから何日経ったのか、もうわかりません。

 数か月は経過していると思います。

 私はと言えば、まだフーゴ達、オークの部族と行動を供にしています。

 みんな気のいい豚達です。

 しばらく一緒に居て、私も少しずつ、オークの言葉が分かるようになってきました。

 身体も毎日鍛えているので、最近では女性オーク達に混ざって、狩りにも出るようになりました。

 私が狩りから戻ると、フーゴはいつも花で編んだ髪飾りや、きれいな貝殻をつなげたネックレス等をプレゼントしてくれます。 時々ヤドカリが入っていたりするのですが。

 こんな事をしている暇があるのなら、木の実を採ったり釣りでもして食糧を確保してくれればいいのに、と思うのですが、私のために作ってくれたと思ったら、なんとなく嬉しくて、文句も言えません。

 彼は、私が居ないとダメなのかもしれない。

 私が彼を食べさせてあげなきゃ、とも思います。


 オーク達は一所に留まらず、数日で移動して生活しています。

 この部族は全部で大体50匹程、女性20、男性10、子供が20と言ったところです。

 どのような血縁関係になっているのかは今一つわかりません。

 日中は、乳の出る女性オーク2匹と男性オーク達で子供の面倒を見て、他の女性オーク達で狩りをして食糧を確保しています。

 どうやらたまに人間の村を襲って、酒や食料、香辛料等を奪う事もあるようです。

 館に住んでいるわけでもないのに『お館様』と呼ばれている親方溜めているのですのような偉そうなオークに、偵察隊に任命されました。

 兵が滞在するような村は避けて、農民しかいない村を狙って襲っているそうです。

 私の役割は、それを見定める事。 重要な役割です。

 フーゴだけが私の事を心配して、次に人間の村を見付けたら、保護してもらったらどうか、と言ってきます。

 そう言いながらも、目に涙をいっぱい溜めているのです。

 私が居なくなったら、誰が彼の面倒を見てくれるのでしょうか。

 

 私は、恋に落ちてしまったみたいです。

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