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第67話 閑話 襲撃の顛末と新生徒会メンバー


サマンサ町で発生した、自警団の過激派くずれによる治安事務所(警察署)襲撃事件は、新聞紙上をにぎわした。

その過激派くずれの一味は、同日の昼過ぎに起こった自警団幹部の暗殺事件の首謀者とされ、サマンサ町の治安院(警察組織)からテロリストに認定された為、追い詰められて開き直った結果、愚かにも治安事務所を襲ったと報道されている。

しかも新聞記事によると、襲撃に加担したテロリスト達は治安員(警察官)と自警団との激しい戦闘により全員死亡と書かれている。


これは、サマンサ町の治安院から正式発表されている内容そのままで、事情を知るケン達から見れば、明らかに嘘で政府寄りの記事だが、テロリスト達全員が無残な遺体で発見された事だけは疑いようの無い事実だった

どうやったかは知らないが、酷い怪我で身動き出来なかった者も含めて、テロリスト認定された全員が夜の間に拘置所や病院から姿を消していて、その翌日にアジトで発見された彼らは、都合よい事に自警団マフィアの保守派の手によって全て殺されていたからだ。

ヨシトが現場に立ち会って、全員の死体を確認していたので間違いない。


これは治安院が、自警団マフィアの保守派の一味に、幹部暗殺の報復をあえて許した結果起こった合法的な虐殺事件だろう。

恐らくそれ以前に、治安院(警察組織)と自警団マフィアとの間で何らかの取引があり、シナリオ通りに進められたこの茶番劇は、怒りの方向を保守派に集中させて、政府かららす意味もあったのかもしれない。

サマンサ町の住民から見れば、あくまでも自警団マフィアの鉄のおきてがテロリスト達の命を奪ったように見え、自警団マフィアのメンツも保たれた事になるだろう。

まさに死人に口無し、全ては闇から闇へと葬られた、汚い大人の世界の話である。

その結果、自警団の過激派と呼ばれる勢力は完全に力を失い、サマンサ町の獣人族による自治は、更に大きく後退したと言えるだろう。



そんな事情もあるのか、事件に巻き込まれたケン達5人の名前は、一切、表沙汰にはならなかった。

事件があった次の日は、5人とも学校を休まざるを得なかったが、なぜか欠席扱いにもならず、先生達からも何も聞かれなかった。

一応の名目では、治安院(警察組織)に対する協力が認められた訳だが、どこでどう人と話が繋がっているかはケンにも解らないし、特に知りたくもない。

大人のヨシトが事情を知っていれば、ケンにとっては何の問題も無い話だ。

そんな事より、彼にしてみれば事件が及ぼした友人たちへの影響の方が心配だった。


一番心配していたメニエル先輩の精神状態だが、彼女は意外に強かった。

2日ほど治癒院に入院していたが、両親やハイドのおかげですぐに回復していて、次の日に休んだだけで、彼女は元気にウルルス高専に通っている。

もちろん、ハイドやキュンメには何の後遺症も無かった。

つまり、あの日の出来事は何も無かったように、わざとらしいほどの日常が戻ってきた訳だ。



だが、それだけでは終わらない部分も確かに在る。

しばらくしてサマンサ町の自警団から、幸か不幸か、見舞金と称する300万ギルの賠償金(別名、口止め料)が、事件に巻き込まれた5人に支払われる運びとなった事がそれに当たるだろう。

被害に遭った5人のうちのケンを除く4人はお金持ちだから、お金の問題というよりは、見舞金を渡す事で自警団は事件の幕引きをしたかったのかもしれない。

自警団の資金は豊富だし、この程度のお金で逆恨みされるされる理由も無いし、実際に被害が出ているのは間違いなかったから、本来なら断る理由は無いはずだ。

…それぞれの気持ちを別とすればだが。


ハイドやメニエルは、あまりにも露骨な手段に見舞金を受け取りたくは無かったが、親が代わりに受け取って幕引きを図った。

未成年である彼らには断るすべが無かったし、2人の両親だって納得はしていないが、これ以上、自警団マフィアとの関わり合いを避けたいが為に受け取ったのだろう。


ヨシトにとっては、もう完全に決着が付いた事なので、大したこだわりも無く見舞金を受け取っていた。

ただし、治安事務所の駐車場に停めてあった彼の飛空車が完全に壊されていたので、賠償金を合わせると受け取った額は1ケタは違っていたが。


ケンは一連の事情を知っているので、かなり気分が悪かったが、『汚くても金は金だ。どうせなら、ケンが正しいと思う事に使え』とヨシトに言われて、将来の目標の為に貯金する事に決めた。

世界を回る旅には、何よりお金は欠かせないから、珍しくケンは妥協したのだろう。


そんな彼が唯一うれしかったのは、廃車扱いになったヨシトの飛空車の件だった。

『一番大けがをしたケンに、見返りがないのは不公平だからな』とヨシトが言い出して、その後2人で飛空車を完璧に修理して、ケンの名義に書き換えてくれた。

これで、冒険の旅に出る時の足を手に入れた事になるので、何が幸いするかは解らない。


ただ、リエリス=キュンメだけは見舞金の受け取りを断固拒否した。

彼女はもう成人していて、しかも詳しい事情を知らされていないのだから、その反応は理解出来る。

その後色々あったが、結局彼女は両親から説得されて、和解金という名目で同額の金を受け取った。

だが、プライドの高い彼女は、そのお金には一切手を付けていない。

恐らく彼女は、納得したのでは無くて、ある程度の事情を『予測』した結果、例え真実を知ったとしても嫌な気分にしかならない事に気付いたのかもしれない。

何よりこれ以上は、外道と付き合いたく無かったのだろう。




そんなもろもろの事情はともかく、今は年が明けた1月初旬、サマンサ町での撮影旅行から1カ月以上が過ぎていて、ケンは13歳になっていた。

その間、彼が一番意外だったのはキュンメが何の連絡もよこさない事だ。


サマンサ町に泊まった翌日、乗って来ていた飛空車が壊れていたので、仕方なくそれぞれがバラバラにネオジャンヌに帰って以来、顔を合わせるどころか音話でも一度も話していない。

彼女の好奇心の強さからして、あまりにも不自然な事態なので、不安になったケンがたまらずヨシトに相談すると、『俺に女心を聞くとは、ケンは相当あせっているな』と笑って返される。


『キュンメさんの性格からして、そんな色っぽい話じゃないです』とケンが弁明すると、

『じゃあ、怒ってるんじゃないのか? 彼女の事だから、ケンの実力の片鱗へんりんぐらいは見抜いただろう。だけど、助けてもらった手前、文句も言えないからケンと会いたくないんだろう。前向きに考えればよかったと言えるぞ。もう彼女のストレスの発散に、付き合う必要は無くなるかもしれないからな』と、今度は論理的に返される。


本当にそれが理由なら、ケンとしては何も打つ手がない。

普通に考えたらヨシトの言う通り都合のいい事だが、これっきり会えない可能性もあるのでケンは落ち込む。

しょせん自分は彼女のおもちゃで、楽しく無ければあっさりと捨てられるのだろう。


一応2人は友達同士である…、なんて事は、彼は信じていない。

下僕げぼくだと言われた方が、まだしっくりくる間柄だと思う。

だったら関係を改善するチャンスじゃないかと都合よくは考えられない。

ケンにとって、リエリス=キュンメという女性は、特別だが気の許せない相手なのだ。

ヨシトに迷惑をかけるかもしれない状況では、ケンからは連絡は取れなかった。

彼女と会いたい気持ちに気付いていても、それだけは簡単には曲げられなかった。



キュンメとの気まずい関係を別にすると、それ以外の人間関係は順調だ。

ネオジャンヌで知り合った友人や、ヨシトの大切な人達とは相変わらず仲が良いし、幼馴染の親友達との関係は言うまでもないだろう。

ウルルス高専ではクラスメイトとも話しているし、それほど仲がいいとはいえないが、生徒会の正規メンバーとも普通に会話を交わしている。

特に生徒会活動のおかげで、クラブを通じて先輩や後輩達と話す機会が増えている。


メニエル先輩とは、これから半年はクラブ活動を一緒する事は無いが、たまに校内で会うと仲良く会話をしている。

話題の中心は、写真や受像機カメラについてだが、最近は生徒会活動についての質問をメニエル先輩がしてくるようになった。

ケンは、彼女がハイドの事を好きなんじゃないかとにらんでいる。


サマンサ町での酷い出来事は、2人の間では一切話題には上らないが、あの時のハイドはメニエル先輩に献身的けんしんてきに尽くしていたので、彼女が惚れるのは無理ないだろう。

ハイドが誰を好きなんてケンは知らないが、少なくてもメニエル先輩の事を友人以上には思っていると感じる。

だけどメニエル先輩は大人しい女性だし、ハイドはすごくモテるから、2人が恋人同士になる可能性はそれほど高くはないとも思っている。

でも、もし2人が望むなら応援する気持ちは十分に持っている。


そのハイドだが、事件の後も、いつもと全く変わらない。

ケンは今、生徒会長のハイドのサブメンバーという立場で雑用係をしている。

生徒会での会話は別にして、それ以外でのハイドがケンに接する態度も、教室で話す内容も以前通りだった。

やはりハイドにとっても、何の抵抗も出来ずに獣人のテロリスト達にやられたのは屈辱だったのだろう。

忘れたい記憶なら、ケンもあえて話題にする気は無い。


つまり、2人は分かりあってはいるが、本心を語り合うほどでは無くて、親友というよりは、腐れ縁の関係のままだった。

もちろん、お互いがウルルス高専で一番仲が良い友人なのは間違いない。

せめてどちらかに恋人やパートナーが出来れば、この腐れ縁の関係も変わる可能性はあるだろうが、2人とも魔力体が安定して無いので今の所は変化は見込めない。

逆にそれがケンにとっては気が楽で、変わらないのが嬉しかった。

彼は、大っぴらに自分の秘密を話す事など出来ないのだから当然だろう。



一方、生徒会での活動は、ケンには意外と楽しかった。

日本の高校の様な文化祭や体育祭のようなイベントはエリート高専には無かったが、クラブ活動全般の元締めをする生徒会には雑用が多かった。

予算の割り振りや活動報告書の確認等は正規メンバーの仕事だが、予算に関係の無い陳情ちんじょうや、生徒間やクラブ間の揉め事の仲裁、顧問がいないクラブの対外試合への同行まで手伝わされていて、ハイドの言ったように完全にこき使われていた。

確かにこれでは、成績の1割アップくらい無ければ割に合わないだろう。


新生徒会のサブメンバーは、ケン以外にも後2人いる。

ジョン=スパーズ副会長の下には、同じ4年生のジン=タケシマという大人しい地味な男性が。

リムリル=トモハタ副会長の下にも、同じ3年生のシューレ=ヘカルスという口数の少ない女性が加わっていた。

2人とも成績は優秀らしいので、成績1割アップが目的で入ってきた訳では無く、副会長達の仲間という感じだろうか?


その2人とケンとの関係は、はっきり言って悪かった。

というよりは、必要以外はケンは無視されていた。

ケンから気さくに話しかけても、「ああ」とか「ええ」とかしか返さず、彼らからは何も話しかけてはこなかった。

始めはそんな性格かとも考えたが、他の生徒会メンバーとは普通に話をしているので、恐らくケンを同じ生徒会の一員とは認めていないのだろう。

あるいは、劣等生であるケンを下に見て、心の中では馬鹿にしているのかもしれない。


だがこれは想定の範囲内なので、ケンはそれほどショックでは無かった。

彼は成績の1割アップが目的では無く、友人のハイドの好意が嬉しかったのと、生徒会活動に興味があったから、半年間という条件付きで入会した訳だが、はたから見れば誤解されるのは間違いない。

それに、後5カ月間の辛抱だから、別に誤解されたままでも構わない。


それよりケンが気に入らなかったのは、2人のサブメンバーの腰の重さである。

そもそもサブメンバーは、選挙に当選どころか立候補すらしていないのだから、本当ならただのお手伝いでしかない。

自らの立場を考えれば、頭と同じくらい身体を動かすべきだとケンは考えている。

そんな彼から見れば、2人は正規メンバーの秘書気取りだ。

腰ぎんちゃくのようにくっついて離れないようにするのではなく、進んで雑用を受け持って、正規メンバーが気持ちよく仕事をさせる環境を整える方が大事だと思う。


2人みたいに生徒会執務室に張り付いて、副会長にお茶を入れたり、頼まれてもいない資料作成の手伝いをするよりは、例えば生徒会室の掃除をしたり、伝達事項を各クラブに届けたり、生徒総会の準備の為に折りたたみ椅子を講堂に並べたりする方がよっぽど役に立つだろう。

サブメンバーの居場所は、生徒会執務室では無く、それ以外のすべてだとケンとハイドは考えている。


だからハイドがケンにいつも頼む仕事は、校内の見回りとその報告である。

風紀委員なんていないウルルス高専では、これは意外に重要な仕事だ。

現場を知らなければ適切な対応を取れないから、ケンは見回りの時には、いつも受像機カメラを持ち歩いている。

今の所は大きな事件は無く、一度だけ体調を崩して倒れている1年生を医務室に運んだ事がある程度だ。

ケンとハイドは、仕事の役割分担がきっちりと出来ていると言える。



学校外での出来事でいえば、やはりケンの修業についてだろう。

サマンサ町での事件の後、ケンは戦闘訓練に力を入れるようになった。

同時に、ギフトの本来の力を制御する訓練も始めている。

強力なギフトに対抗する方法は、前もって準備出来なければ、ギフトに頼るしかないと痛感したからだ。


その事を彼の魔術の師匠であるヨシトに相談すると、

『その考え方は間違っている。あの状況でケンが飛びだす必要は無かった。人間族は、魔蔵に相当ひどいダメージを受けなければ即死しない。ナイフで一突きされても、すぐに再生魔術や治癒魔術を行使出来れば、助けられる可能性は高い。たった数秒間だけ我慢出来ていれば、それで勝負はついていた。…まあ、あの場合は、相手を殺す気でなければ同じだったかもしれないがな』


ケンは、あんな状況で数秒待つ気も、いきなり致命傷を与える判断をする自信も無かった。

それに、思いっきり殴った事だって、反省はしているが後悔はしていない。

その事をヨシトに告げると、『じゃあ、1日30分だけなら修業を許可する。それ以上は努力しても無駄だろう』と、ギフトの修業の許可を得た。


それからは、ギフトの本来の能力も魔術と同じように訓練しているが、勝手が違い過ぎて戸惑っている。

そもそも、イメージが湧かなければギフトを制御する事が難しい。

そのイメージも、勝手に思い込めば出来るというものでは無く、心の底から湧き出す物でなければ意味がないようだ。


ただ、命をかけた初めての実戦を経験した後は、ギフトの制御力が上がっている様な気がする。

特に曲げる力の精度が上がっていて、ある程度はイメージ通り操れるようになった。

だが、折る力の方は成長していない様で、ほとんど静止している金属しか真っ二つに折れないのは変わらない。

ヨシトの言っていたように、ギフトの本来の能力の制御は、時間をかけて練習してもあまり効果が無いのだろう。


次は、ギフトの派生能力の訓練である。

固体を曲げたり、折り取ったり、くっつけたりする力は、魔道具造りで加工魔術を代わりにしていつも修業しているので、あえて鍛える必要は無い。

だから、この1カ月は、気体や液体を操る訓練をやっていて、もうほとんどイメージ通りに操作出来ている。

特に気体を操る能力は、意思付けに少し時間がかかるとはいえ本当に便利だ。

麻痺まひ』ギフト持ちのテロリストとの戦いでも、非常に役に立ってくれた。


約30分間のギフト関係の訓練を終えると、次は対人戦闘を想定した魔術の修業をする。

その目的は2つ、防御魔術の強化と敵を無力化する魔術の開発だ。


ケンの魔術陣の構築速度は他の能力と比べて劣っていて、本来なら戦闘職にはあまり向いていない。

もし敵が初見で、強力なギフトを持っていたら、『曲折』ギフトを使っても対応出来るがどうかは解らない。

とりあえず、致命傷を防ぐ為にも防御魔術の強化やスキル化は必要だ。


だが、その後はどうすればいいのだろうか?

相手が強敵の場合は自分1人だけなら逃げだせばいいが、それが出来なければ、今のケンなら敵を殺す覚悟で戦うしかない。

実際、テロリストとの戦いでは、キュンメ達がいたから逃げる訳にはいかず、結果的に相手を殺す覚悟は持てたが、本当ならば出来るだけ相手を殺したくはない。

だから、逃げられない場合の対処法を増やしておきたかった。


そこまではいいとして、敵を殺さずに無力化する魔術は難しい。

考えてみれば、ヨシトのように相手に魔素中毒を起こさせて気絶させるなんて、そんな超人的な魔術はケンには無理だ。


結局どうしたらいいか解らずにヨシトに相談すると、

『敵が獣人族や並の人間族の場合は、気絶させる魔術は有効だろう。例えば人間族は、魔力体と肉体のバランスが急に崩れると、あっさり気絶するからな。だが、相手が人間族の高齢者や精霊族なら覚悟を決めろ。そもそも、ケンは絶対的な強者じゃないんだ。そんな状況に追い込まれないように努力して、それでも駄目なら、自分自身や大切な人達の為にも躊躇ちゅうちょするな』

と言われて納得して、今は獣人族のチンピラを無力化する魔術を特訓中だ。


獣人族の場合は、地球人と同じように、脳に血流が行かないと失神する。

だから一番簡単な方法は、頸動脈けいどうみゃくを圧迫すればいい訳だ。

普通は敵の思考力や魔術の気配がすれば気付かれるが、ケンはギフトの関係上、操作魔術が得意だ。

人の体には身体魔素があり、他人の体内に攻撃的な魔術を使う事は出来ないが、頸動脈の一点に集中して、太い血管を圧迫する程度なら出来る。

ケンの並列思考を使えば、静止している相手なら数秒もあれば一気に5人までは気絶させられるだろう。

柔道で言う『落とされた』状態なので、後遺症も残らず、数分足らずで意識が回復する最も安全な方法である。

獣人族は丈夫なので、転倒しても大怪我をする可能性は極めて低いだろう。


ただしこれは、ネタがばれれば簡単に防がれてしまう程度のわざだ。

その場合は、ギフトの派生能力を使って周辺の二酸化炭素濃度を上げて失神させる方法もあるが、後遺症が出る場合があるらしいので、条件さえ許せばヨシトに教えてもらったレア魔術である麻酔魔術を使った方がいいかもしれない。

これらの方法は、魔術をきちんと学んだ者相手には通用しないから、その場合は戦うしかないだろう。



このようにして、ケンの実力は実戦を経験した事と日々の修業により順調に成長している。

まだまだ経験不足で不安な面はあるが、成人するころには一流の術者になっているだろう。

何せ、後2年近くも時間はあるのだから。




ケンの生徒会活動の話をこの後に書くつもりでしたが、省略して話を進めます。

そちら方面の話が好きな方には、申し訳ありません。



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