ひなげしの花咲く丘で③　～五月祭は、春の歌と花冠をきみに～

『ひなげしの花咲く丘で』シリーズ第三部。

山賊討伐を無事に終えベルリオーズ邸に戻ったリオネルやアベルたち。けれど今度は、シャルム国王エルネストから王都サン・オーヴァンに位置する王宮の五月祭に参加するよう命令が下る。
リオネルは休む間もなくサン・オーヴァンへ向かうことになるが、一方、五月祭に同行を許されなかったアベルは、単独でリオネルらを追って王都へ向かうことを決意する。


『ひなげしの花咲く丘で　～男装の伯爵令嬢は、元婚約者の親友の用心棒になる～』の続きです。
今回のお話の舞台は王都サン・オーヴァンです。

（※引き続き元婚約者を見返すというようなざまぁな展開ではなく、ハッピーエンドは揺るぎませんが、そこに辿りつくまでは山あり谷ありです。そういった展開が苦手な方は本作をスルーしていただければと思います。また、読者様によっては、途中かなりハードなストーリーとお感じになる方もいらっしゃるかもしれません。大変恐縮ですが、あらかじめ充分ご注意ください。）