第六話 八方塞がり
こんにちは
今回から本編の前に名前を書くことにしました!
主人公 卯月琥珀
牡羊座 牡羊ゆず
双子座 兄 双葉遥斗
弟 双葉律
ーーーーーーーーー琥珀目線ーーーーーーーーーーー
日曜日、僕は、ベッドに、寝転がっていた。
次の日は、月曜日で学校だ。
(普段は、月曜日は憂鬱の極みだけど、昨日のおかげで、いくらでも頑張れる〜。)
思い出すだけで、奇声をあげてしまいそうだ。仕方ないだろ!あれは不可抗力だ!
(はぁ、寝れないし、あの二人の妄想…いや、計画を練ろう。)
(よぉし、考えられたぞ、我ながら完璧だ!)
我ながら天才的なプロデュース計画を胸に校門をくぐると、何やら朝っぱらから正門前が騒がしい。人だかりの中心から、困り果てた声が聞こえてきた
「可愛いね、連絡先交換しない?」
「あ、ずるい〜私も!」
「ねーね〜、芸能界とか、興味ない?」
「あ〜、いや、あの…
あ、琥珀さん!」
なるほど、律くんが、原因か。
たしかに、これほどの美形を世間が放っておくはずない。
僕はすかさず、人混みに入り、律くんの腕を掴んだ。
「さっ、行こう律くん。」
「はい!」
足早に、その場を離れる。
そういえば、影のように付きまとってくる、あの凄まじいブラコンの、姿が見当たらない。いつもは律くんと一緒に投稿しているのに。
「律くん、遥斗は?」
「あ〜、えっとね、ちょっと体調が悪いみたいで、遅れて来るらしいんだ。」
(なるほど、キスのダメージが効いているのか。)
納得しつつ、女子の視線から逃げるように教室へと駆け込んだ。
なんとか席に着いたものの、教室でも律くんは女子たちに囲まれて大人気だ。
僕は机に突っ伏しながら、心の中で猛烈に主張する。
(その女子達全員に教えてあげたい。
律くんには、もう素敵な彼氏がいるんですよと!!)
僕が、もんもんとしていると、遅れて遥斗が来た。
案の定、すごく不機嫌な顔になっている。般若かよ、怖ぇよ。
やがて、始まったホームルームで先生が、パンパンと手を叩いた。
「えー、今日はこの学校の卒業生たちが来て、五時間目から七時間目まで交流会を行います」
授業が潰れると知った男子たちが「よっしゃ!」と歓声をあげている。
僕は特に興味もなく、頭の中は昨日見たキスの余韻でいっぱいだった。
「三人の卒業生が来るんだけど、みんな先生の元教え子でね。まぁ、そのうち二人はとんでもない問題児だったんだけど……」
苦笑いする先生に同情しつつも、僕の脳内は別の妄想へとシフトしていく。
(やばい、まじで尊かったな、今は、レオさんが攻めだけどここからの下克上もありえるか?年下攻めも大好物!)
昼食時
僕が、購買で買った弁当を食べていると、廊下を歩く三つの人影が見えた。
(お、例の大学生ってやつかな。どれどれ、、、、)
僕はお気楽な気持ちで廊下を覗き込んだ瞬間、カランと音を立てて箸が手から落ちた。
モデルみたいな男たちが歩いてくる。
周りの女子の黄色い悲鳴で、校舎が揺れそうだ。
廊下を歩いていたのは、恐ろしいほどのオーラを放つイケメン三人衆。
そして、全員が僕のよく知る顔だった。
(………………終わった
獅子座に牡牛座とに魚座、完全に詰んだ。)
いや、獅子座のレオさんはもうカップル成立しているからいい。問題は、残りの二人だ。
すると、僕に気づいたレオさんが目を見開いて、すごくびっくりした顔をした。そりゃそうだ、クラス言ってなかったし。
人間、驚きすぎると逆に冷静になるらしい。
思考の片隅で、冷や汗が流れる。
(それにしてもおかしいな。僕の知っている『本編』のシナリオには、こんなイベントなかったぞ?)
明らかに何かが狂い始めている。
もし万が一、ここで僕が彼らと接触して、おかしなフラグでも立てようものなら……恋に発展!? ダメ、絶対!!
さて、どうしたものか。
完全に八方塞がりだけど……うん、やるしかない。オタクの意地、見せてやる!
どうでしたか?
えっ、短かったって.......ま、許してちょーよ




