14 千変万化
「よっしゃ!」
こんな時にガッツポーズ、否、こんな時だからこそつい感情が溢れてしまうもの。
調子こいてソフィストみたく語らせてくれ!
ドドン!
「では、パチンカーのガッツポーズとは右手か? はたまた左手か?」
一度でもパチンコハンドル握ったことのある方なら、簡単な質問であると思われるでしょう。
仮に「パチンコは経験ないわ」とおっしゃられる紳士・御夫人であっても、なんとなくハンドルを右手で握るイメージはあるでしょうから、この問は難易度の低い問題と片付けてしまいましょうか!
ドドン!
「正解はガッツポーズは左手となります」
「どうでしたか?」
「正解しましたか?」
では、お題をもう一つ。
ドドン!
「ガッツポーズみたいな愉悦な絵面じゃリアル感が出ないし、いっそのこと、なかなかでない台にイラついて、店員に見えないタイミングで台を叩く人は、左手ばかりか?」
ドンドン!
「そんなん左手でしょう!」
と言い切ったあなた!
「はい、残念賞」
って実はハンドルは進化していて、知らない人にはトリビア的情報になるのでしょうか?
ドドン!
元々パチンコの銀玉発射装置は右利き用にできており、レバーからハンドルに変わった現在においても左ハンドルは見かけません。
ヘェ!
まあ、ネットなんかでも、出所不明なところは否めないんですけどが、ざっくりとした感じでは、日本人の89%は右利きで9%が左利き、そんで2%が両利きみたいでね。
右ハンドルが多い訳ですわ!
ナル!
しかし、左手で台やボタンを力一杯ぶっ叩く方は、そのほとんどが店員から注意を受けてまして、見えないところで叩いても店内カメラが見張ってますし、振動感知式台も多くありますから、パチンコ店出禁にならないよう、注意を受けるなんて恥ずかしい瞬間にならないように、パチンカーはまずマナーを守るよう心がけましょう!
まぁ俺、粕谷は一応、パチンコ台を作るメーカー側の人間だから、みなさんよろしくね。
ドドン?
あれっ?
また話が逸れてしもうた!
元に戻すとね、今のパチンコハンドルって左手ハンドルはないけど、中央に両手どちらでも回せるバンドルがありまして、ご存じない方のためにお伝えしましょう!
ドドン!
中央ハンドルが登場したのは、令和3年12月20日に導入開始されたビスティの『新世紀エバンゲリオン〜未来への咆哮』なんです。
このエバパチ15代目が凄かったんです。
中央ハンドルに筐体の役物が口を開けて咆哮するんだ。
初めて見た時は、他メーカーのパチ台だったんですけど、脱帽でしたよ。
役物の迫力は、これまで低迷していたエバシリーズを刷新し、世にエバありと知らしめることができた秀逸な、しかも長期稼働貢献台となりましたね。
ドドン!
ビスティの中央ハンドルは、親会社の三共(SANKYO)の機種、ガンダムシード、ユニコーンへと使われ、今や三共ブランドのように見えちゃいますね。
そうそう、ビスティがパチ屋への販売戦略で成功したのは、東洋商事、今はフィールズって社名が変わりましたが、お陰なのかもしれませんね。
まぁ、いろいろ言われてますがね。
ドドン!
また、話がズレてしまいましたね。
最後にもう一つ、役物がデカすぎて、パチ台の上にあるデータ操作や情報が見にくくて、
「この台選び難い!」
と皆さん思いませんでしたか?
「そんなこと知らん!」
ですよね。
ババン!
ズレ込みついでに小噺を一つ。
ババン!
「ポポポ」ってよく表現される仕掛けで、大当たり確定演出を図柄や音ではなく、汗ばんだ手のひらに一定のリズムで空気を吹き付ける、まさに快感を覚えるハンドルエアーバイブで一世を風靡した京楽というメーカー。
ドドン!
冬ソナ、必殺仕事人やウルトラマンタロウなどで栄華を極めた京楽時代も廃り、今や三共時代へと移り変わるも、アズールレーンやSAOを導入し、危うくなった人気メーカーとしての沽券を守ったメーカー。
ドンドコドン!
京楽の筐体のハンドルは上向に変更され、左手でも打てる設計になっていたこともこの際付け加えておこう!
手を乗せたハンドルからの噴き上げるエアーバイブはたまらんですわ!
ドドン!
「えへん!」
「そろそろズレ込む話も終焉をつけましょか?」
「貞子終焉」じゃありませんがね、
てへへ?
「さあ、こっからや! ラッシュ取るで!」
大ウサギ殲滅作戦や!
なんかエバの殲滅完了に似てへんか?
「似てへんわい!」
「あいすみません」
ドドン!
この大当たり開始時から始まるラッシュ獲得チャレンジは、裏ボタン操作によりチャッカー入賞(右打ち時の入賞口)に獲得判定直行の隠し技もあったり、盤面右下のセグランプを見ればラッシュ獲得か否かもわかるのだが、だがだ……ここは敢えて気にせずボタン押下の継続にすべてを託したい!
なぜやろ?
このドキドキを、このラッシュ当落を最後の最後まで足掻き楽しみたい。
きわきわで騒ぎ出す、
心がさせた選択。
採択。
信託?
神託なのだから!
ドンドン!
大当たりメーターをマックスまで上げる戦い!
負けてなるものか!
「では行くぞ、ベア子!」
盤面のメーター表示をMAXにするだけや!
「ウォーッ、ヤァー」
とボタンを押下し続ける。
メーターが上がり出す。
いや、上がらない。
これはもしや、
違和感なのか?
通常の上がり方と違う?
それとも弱演出なだけなのか?
押下する手に自ずと力が入る。
目が吊り上がる。
息が止まる?
いや、息を呑む!
「行け、行くんだ!」
「ガチーン!」
きっ来たよ!
一瞬のできごと!
まさにボタンが落ちブルしてる!
僕は歓喜に酔いしれる。
「オーヨッシャー、ベア子! 愛してるぜ!」
ヒュ〜、ドッカーン!
ラッシュをゲットだぁー!
ST145回にラッシュ継続率77%、俺的統計によれば期待連チャンは最低5連チャン、期待してるぜ!
これが漢のパチンコじゃい!




