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機吼斬饗デモンデウス  作者: 貴宮アージェ


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6/8

第6話:機械仕掛けの神殺し―アンチデウスエクスマキナ―その6

 ライカを伴ってツルギとドクター・ロンロンはロンギヌスのブリッジへと向かう。

全体的に広々としたオープンな空間のブリッジには複数のメイド姿のクルーらと神殲組の制服姿のクルーらが所狭しと作業を行っていた。

艦橋上部に位置する艦長席へとリフトを使い移動するツルギ達3人。

艦長席にはキャプテンを彷彿とさせる初老の男性が据わっており、その両隣には

仮面を被ったレオタード風の全身を覆ったセクシーなスーツにジャケットを羽織った女性とそれとは対照的などこか大人びた神秘的な洋装の出で立ちをした淑女が

立っていた。


エイハブ:

「おう、帰還早々の報告と呼び出し、済まねぇな。さっさと身体を休ませてやりてぇ所だが何分、色々立て込んでいるの事実なんだな」

ツルギ:

「構いませんよエイハブ船長。ライカは既に食事は済ませてますし、自分も食堂のスタッフの方におにぎりを1つ用意して貰いましたし」

エイハブ:

「もっとしっかり食えよツルギ。若い時分は男だろうが女だろうが良く食って良く動いて良く寝ろ。」

ライカ:

「ハーイっス!!」

ツルギ:

「ライカは食べ過ぎな気もするけどね」

ライカ:

「アーッ、ヒドいッスよ!クロくんにはわからないかもしれないけどもデモンデウスに乗ってると物凄くお腹減るんっスよ!!」

ツルギ:

「――――それに関してはごめん。俺も力を使うが大体の負担はキミにいっているからね・・・」

ライカ:

「良いっスよ。わかってくれるだけなら嬉しいっス・・・ありがと」

エイハブ:

「アーッ――――イチャラブは後でやりな。本題に入ってもいいか?」

ツルギ:

「イチャラブではないですよ?」

エイハブ:

「キリがねぇから話を強引に進めるぞ」


 咳払いをして場を仕切り直しながらエイハブ船長は言葉を続ける。


エイハブ:

「とりあえずお二人さんとデモンデウスはお疲れさん。今は特に急ぎの用立てはねぇからしばらくはゆっくりと休養を取ってくれ」

ツルギ&ライカ

『ありがとうございます』

レディA:

「では本題に入ってもよろしいかしら?」


 艦長席の右隣に立っていた仮面の戦士風な女性が口を開く。

彼女の名前は“レディA”。

無論、偽名というかコードネームな名前だが本当の名前に関しては本人の要望もあり、秘匿となっている。

神殲組の司令官という立ち位置におり、作戦関連の立案などは主に彼女が行っている。


レディA:

「先ほどアナタ達が刈り取った神喰異世界群の“神核(コア)”の解析が終わったわ」

ツルギ:

「結果は?」

レディA:

「残念ながらハズレね・・・本命そのものではないわ。“枝分かれした更に分岐したもの”という結果をソロモンは打ち出したわ」


 ツルギからの返答に淡々と答えるレディA。

その答えを聞いたツルギとライカは残念そうな様子を見せ、ロンロン博士も不満を漏らす。


ロンロン:

「またアルか・・・有象無象の雑魚なんぞ狩った所で根本的な解決にならないアルよ」

エイハブ:

「こればかりはしょうがないぜ・・・それだけ神喰異世界群の増殖速度が速いってことだ」


 ロンロン博士の不満に対してエイハブ船長はそう答える。

神喰異世界群―――彼ら神殲組が敵対している存在はそれだけの強大さと巨大さを併せ持っている。

世界そのものと言えばどれだけの存在規模か推し量るのも無謀とも云えた。

そこへ左隣に立っていた淑女風の女性が言葉をその場で紡ぐ。


????:

「一つ、よろしいでしょうか皆さん?」

―フラグメント・マテリアル―

ソロモン

「テトラグラマトン級超時空強襲潜航揚陸艦【ロンギヌス】に搭載されているメインシステム。超穿孔時空センサー『ゲーティア』を介し、内外の観測を行い、艦内のメイン制御も同時に行っている。また未来・現在・過去全てを予測し宣告する【クロノス】ともリンクしており、神喰異世界群の補足と侵攻を観測できる。割と人間臭い所があるがこれはソロモンが開発された世界の影響らしい」

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