第19話:黒鉄の執刀者―マスターオブカドゥケウス―その11
アバドンの部下A:
『く、クソォ・・・まさかこんなにツエエとは・・・!!』
アバドンの部下E:
『落ち着け、幾らクソ強いとはいえ、所詮は1機。数の上では俺らの方がまだ有利だ!!』
アバドンの部下F:
『そうだ、数を活かして押し切ってやろうぜ!!』
二人もやられたことで動揺していたがすぐに態勢を整える。
同時に数を揃えて一気にデモンデウスへと攻め立て様と動き出す。
とそこへどこからともなく声が響く。
?????:
『ではこちらはデモンデウスへと加勢させていただこうかな?』
アバドンの部下G:
『――――!?誰だ!!!!』
すると猛スピードで上空を旋回し、デモンデウスとの合間に挟まる様に黒い巨人が降り立つ。
黒い身体から対照的とも云える白い光を放出させている翼が逆に神々しさを感じさせる。
アバドンの部下A:
『て、テメェは――――“黒い機械巨人”!!』
?????:
『ほう―――こちらの情報は知り得ていたか。単純なザコと言う訳ではない、というべきか』
?????:
『まあ、アレだけ暴れ回ればね。仕方ないよ、先生』
ツルギ:
「この声はもしかして――――」
デモンデウスからツルギの声が聞こえたのを察して黒い機械巨人は振り向く。
?????:
『やあ、ツルギ君。それがキミ達の“チカラ”だね?』
ツルギ:
「やはりヨハネス先生ですか!!」
?????:
『ワタシもいるよ』
そう言うとコクピット内に向こう側からの通信映像が映し出された。
そこに黒衣とサングラスを掛けた男性ともう一人見たことない女性が映し出されている。
グラマラスな大人びた雰囲気を帯びたロンロン博士やレディAらに並び立つ様な容姿だ。
しかし、どこかで見たことある様な雰囲気も感じさせている。
ライカ:
「誰っスか?」
ツルギ:
「ライカ、いきなりはちょっと失礼だぞ!」
ヨハネス:
『ハハ、無理もない。この姿で会うのは初めてだったからな』
?????:
『マナ・ケミアだよ』
ツルギ&ライカ:
「「ええええええええええ!?」」
思わず声を出してしまう。
確かに思い返せばさっきまで会ったマナ・ケミアを名乗っていた少女に面影はないわけではないが
まさかマナ・ケミア本人とは思ってなかった為に驚きが強かった。
ライカ:
「おおお、めっちゃセクシー!!さっきまでのメスガキ風な外見とは打って変わってのセクシーダイナマイトッス」
マナ・ケミア
『微妙に古いよ』
ツルギ:
「えっと――――その機体が先生達の・・・?」
ヨハネス:
『そう、私達が乗り込む機体――――カドゥケウス。又の名を【デモンデウス“顕嵐舞刀”】!!』
そう言うと同時にヨハネスは漆黒の機械巨人―――カドゥケウスを操作し、右手に大型の蛮刀を召喚する。
蛮刀は刀身を含めてカドゥケウスと同じく漆黒の色合いであり、その形状は巨大な杖とも形容できる姿を現していた
マナ・ケミア:
「“パラケルススの魔剣”――――四大元素で構成された魔剣の切れ味、特と御覧あれ!!」
ヨハネス:
「では始めよう――――“オペの時間”だ!!」
―フラグメント・マテリアル―
カドゥケウス
「ヨハネス・ハザマ・ブラックマンとマナ・ケミアが乗り込む漆黒の機械巨人。【パラケルススの魔剣】と呼ばれる四大元素で構成された蛮刀を武器として用いる。またの名を【デモンデウス“顕嵐舞刀”】。ヨハネスの修める剣術と伴って変幻自在の戦刀術を披露する。性格は寡黙で自己主張はしないが頑固一徹な一面もある」




