第18話:黒鉄の執刀者―マスターオブカドゥケウス―その10
ヨハネス:
「あれがデモンデウスか」
マナ・ケミア:
「カッコいいね。カドゥケウスの次にだけど」
少し離れた所でヨハネスとマナ・ケミアは姿を現したツルギとライカの乗り込む巨人デモンデウスを見る。
ヨハネス:
「とはいえ、彼らだけを戦わせるのは大人としても無責任ではある。レディ」
マナ・ケミア
「カドゥケウスを呼ぶんだね?」
ヨハネス:
「できるかね?」
マナ・ケミア
「大丈夫だよ先生。カドゥケウスの調子も悪くない。呼べるよ」
ヨハネス:
「よろしい。では―――手術の準備と行こうか!!」
一方、デモンデウスも数多くの邪神の眷属としての本性を現したアバドンの部下達と相対していた。
ツルギ:
「流石に数が多いし街中だ。被害は最小限に留めるぞライ」
ライカ:
「オーケー。可能な限り人気のいない所へ誘導するッスよ!!」
アバドンの部下C:
『これだけの数の俺達を甘く見るなよ!』
ライカ:
「お決まりのセリフ、ありがとうございますッスよ!!」
ツルギ:
「なら、期待通りに行こうか!!」
そう言うと同時にデモンデウスの右腕と一体化している対神用多目的複合殲滅兵装【メギドアームズ・ゴッドイーター】の装甲を展開させる。
割れた装甲の真ん中から機関砲を思わせる銃身がその姿を現し、同時にメギドアームズ・ゴッドイーターから弾帯が飛び出し、デモンデウスの躯体へと巻き付く。
ツルギ:
「数多ある【メギドアームズ・ゴッドイーター】の機能の一つ!一対多数用の攻撃兵装【デスペラード・エリミネーター】。その威力を見せる!!」
ライカ:
「10秒間に100万発の弾丸のアラレッスよ!!」
轟音と伴って武装ユニットの銃口から凄まじい火花と閃光が同時に発生しながら弾丸を発砲する。
凄まじい速度の銃弾が家屋の上空をかすらない様に飛翔しながら敵に向かっていく。
しかし、敵も簡単には当たらず、弾道を読んで回避する。
だがそれはツルギも予測はしており、発砲しながら敵陣へ向かって一直線に突撃していった。
口の様に装甲を2つに割った武装ユニットを機械仕掛けの怪人の胴体へと挟み込ませる。
アバドンの部下D:
『この野郎、放せ!!』
ツルギ:
「噛み砕けッ!!!」
ツルギの言葉と同時に武装ユニットの割れた装甲の内側部分にチェーンソーを彷彿とさせる刃の牙が姿を現し左右から高速回転を始めていく。
デュアルチェーンソーで相手を噛み砕くの様に切り裂く『アンチェイン・ド・デストロイヤー』が猛威を振るう。
高速で火花を散らし、機械仕掛けの怪人の身体が悲鳴を上げていく。
アバドンの部下D:
『や、やめ・・・!!』
ツルギ:
「――――――」
悲痛な命乞いも空しく、胴体を真っ二つに噛み砕かれる。
悲痛な断末魔を上げる暇も無く、邪神の眷属として化したアバドンの部下の1人は爆散していく。
その様子を周囲のアバドンの部下達は唖然とした様子を見せる。
ツルギ:
「まずは1つ・・・!!」
アバドンの部下E:
『テ、テメェ・・・!!赦さねぇぞ!!』
激昂しながら棍棒を振り上げてデモンデウスへと突撃する。
その後を追う様に数体もデモンデウスに向かっていく。
だがデモンデウスは動じることはなく、右腕の武装ユニットを速やかに変形させる。
勢いよく向かってきたアバドンの部下の1人の胴体を再び挟み込む。
ツルギ:
「全てを貫け!【ドラクルスレイフ・パニッシャー】!!」
杭打機へと瞬時に変形させた【メギドアームズ・ゴッドイーター】から吸血鬼殺しの白銀の杭が撃ち出され、胴体を横真っ二つに撃ち砕く。
ツルギ&ライカ:
「「2つ!!!」」
―フラグメント・マテリアル―
アントワーカー
「神殲組が保有しているアリの姿をした作業メカ。群体で活動し、ロンギヌスの外装部分やデモンデウスのメンテナンス作業を一手に引き受けている。ロンロン博士曰く『びっくりドッキリハッキリメカ』とのことだがその意味合いはまるで不明」




