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最強チートの持ち腐れ  作者: 三波 秋弘
国を巡る旅
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ドライバー

ランスロットから剣を学んでいる最中にある事に気づいた、どんどんと弱くなっている

リックいわくヴェノムドラゴンの戦い方を体が忘れているらしい、これからは剣で強くなればいいと割り切った物のやはり弱くなっていくのは…

「魔力伝達による武器の強化ねぇ、エンチャントとかでよくない?」

「エンチャントはあくまで全ての武器に共通の強化を施すだけだ、剣やナイフには切断系とかいろんな種類があるんだよ」

この世界は魔力は何かを強化する事に長けている、剣なら魔力で刃を鋭利にしたりハンマーだと重量を上げたりする

俺は武器の特徴を役割と呼んでいる、ゲームだとハンマーは相手をスタンさせたりするのに威力をあげたり剣は尻尾を切断したりとそれぞれが役割を担っているからそう呼んでいる

「役割ねえ、切断と狙撃あとダメージソースとなんかか」

脳内で右腕が青い剣と左が黄色の銃とそれの二刀流のバイクとピンクの頭部の4人が浮かんだ、レベル5協力プレイ

「物に魔力が宿るのは昔からあることだ、喧嘩の時にグローブに魔力伝達で拳の威力をあげたりあとは属性石で火をつけたりとかな」

「防具にも使えるのか…待てよ?」

本には物体によって魔力伝達速度や保持できる量が決まっているとなれば

羊皮紙に人の絵を描き四肢にラインを引く、腰にはベルトを描き細かく別の場所に追記する

スロットのような場所がありそこに属性石を入れて魔力伝達を行い腕と脚に伝達する、ベルトは脱着可能で1つの箇所に集中して魔力を流すことが可能

「名前どうしよっかなぁー」

四肢魔力伝達用ベルトだとなんかロボっぽいし、何々ベルト…ドライバー、マジックドライバー?安直すぎるな

「そうだ!エクリプスドライバーだ!」

エクリプスは日食とか月食の意味がありこのベルトとなんの関係も無いがカッコいいのでこの名をつけた

脚につけて蹴るエクリプスリチャージにルビを振るなら日食の時は来るにしよう

厨二くさいルビを考えていると頭に衝撃が来る、その主はランスロットだった

「何をしているですか?論文の法は?」

「これじゃダメですかね?」

先ほどの設計図もどきを渡すと興味ありげにそれを凝視しだした、いけるか?

「なるほど、ではこれを完成させてください」

「は?」

「数日の論文を免除しますその代わりこれを完成させて実戦投入を可能にしてください」

「嘘だろ?」



「ベースは銀で属性石入れるスロットは赤…いや黒だな、入れて下に押せば外せなくなってボタンで外せる」

ブーツとグローブにはドライバーを付けるジョイントがありそこにはめる事で強力な一撃を放つ

防具には魔力伝達力の高いワイバーンの脊髄を乾燥させて赤に染色したものを一直線に腕に付ける、ベルトには魔鉄を使いとりあえず騎士団お付きの鍛治師にこれを渡し簡単な試作品を作ってもらった

今は中庭で試験中だ

左手でベルトを持ちスロットを外に押し出す、右手に持った風属性石を入れて腰部につけられたベルトに接着しスロットの上部を叩く

カチッとハマる音がして魔力を流すと四肢が温かくなるこれが魔力伝達か、用意された木の板を殴ると真っ二つに割れた

「すげえ!まじかよ!」

腕に痛みはなく完全に強化されている、次は厚さは軽く5ミリはある鉄の板

「こっちで行くか」

ドライバーを外しグローブの甲に付けスロットを外しもう一度はめ直す、力一杯力み渾身の一発を放つ

「オラァ!っ?!」

鉄の板は少し凹ませたぐらいで穴すらも空いていない、うーん魔力伝達の増幅させればいけるか?

増幅させる素材を手に入れたとしてどこに使うか、ベルトの部分に使えばいいのか?などと考えながら本で魔力を増幅させる物を探すともっとも手に入り易いのはマンドラゴラだそう

マンドラゴラ、人の形をした植物で抜いたら叫び声をあげ聞いたものを発狂させる錬金術にも使われる植物

これを手に入れるには犬に抜かせるとかがあるが犬もいないしどうする?

「他のは…ドラゴンの肝臓とアンデッドの蝋燭?なんだそれ」

ドラゴンの肝臓は感情竜からしか取れないため却下、アンデッドの蝋燭はレア中のレアでアホみたいに三日三晩狩り続ければ取れるぐらいなので却下

「マンドラゴラはエルナで取れるぞ、行くか?」

「よし、行くか。サボ…材料調達のためにな」


エルナの街はずれで野生のマンドラゴラを見つけそれの葉に縄を括り付け適当な木の枝を滑車代わりに遠くから引っ張る

「よいしょっと!」

遠くから引っ張り望遠鏡で抜けるのが見えると呼吸を整えクロスボウを構える、口の部分を傷つけなければずっと叫び続けるので弓かクロスボウで撃つ必要がある

1発目は外れ、しかし感覚はつかめた。次は少し上に狙い外れてと試行錯誤を続け20発目でようやく当たった

口にあたり喉の部分に傷が入っている、それを持ち帰り乾燥さ赤に染色し防水処理をしてベルトに取り付ける

跪いた状態でドライバーを付ける、スロットを開き風属性石を入れて木箱に乗り飛び蹴りを入れると巨大な風の刃が鉄の板を切断した

「よっしゃぁ!成功だ!」

狙った通りの成果に満足し俺とリックは別の場所に向かった

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