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最強チートの持ち腐れ  作者: 三波 秋弘
国を巡る旅
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ワイバーン・キング4000

ケイン達はワイバーンの巣に近づいていた、魚の腐った匂いとモンスター特有の匂いが鼻腔に広がる

川辺の砂利には魚の死骸と血が垂れている最近ここに住み着いたせいか動物達が寄ってくるので飯には困っていないがいつかは学習し巣には近づかなくなる

そうなればクータにくる商人達を襲う、手遅れになる前に俺たちが巣を爆破するしかない

「来たぞ、桐生は援護魔法を絶やすな俺が攻撃を防ぐからその瞬間に橘が殺れ」

ケインの指示に頷いた2人は大盾の後ろに隠れた直後に衝撃が走る

ワイバーンの翼から風がうごめき放たれる下級魔法のウインドスラッシュ、モンスターも魔法を使うが人よりも強力になる

竜種はあの巨体を魔法で浮かしているため風魔法は必ず使える、そのせいで下級魔法ですら中級クラスの威力に。ケインは舌打ちをしスキルで盾の重量を増す

「ケイン、銃を使ったらダメなのか?」

「あっそうか、銃があったな。作戦変更だ桐生と俺が銃で撃ち落とすから橘はトドメを刺せ」

盾につけられた金具を外しsuperShawtyを構える、桐生も橘に脚力強化の援護魔法をつかいM4を構え撃つ

魔法を使うため静止しているワイバーンは格好の的だ、小銃弾を受けた脚翼竜は地に落ち心臓部に赤い刃が突き刺さる

「撃つのやめろ」

橘は右手の剣を投げると前方に飛び衝撃を放つ斧のスキル、グランドインパクトを使い上に跳ぶ

剣を掴むと突き刺さったワイバーンは飛びのられた衝撃で落ちるが前に放ったウインドスラッシュで少しだけ浮遊するワイバーンの背を踏み台に飛び別のワイバーンの喉の下を通るとき剣で切り地に落とす

「ウインドシールド、ウインドスラッシュ、剣舞!」

風の盾を風の刃が切るその瞬間に橘の体が浮きワイバーンを切り裂いていく

ウインドスラッシュは少しだけ人の体を持ち上げられるそれを空中に作り出せるウインドシールドをつかい跳ぶ、これはスピードを重視する冒険者達によって生み出されたステップと呼ばれる技で速度を上げ敵を削るのが可能だ、それを応用し橘は空中で跳ぶことができているのだが当然すぐに落下するしかし先ほどと同様に斧と剣を投げワイバーンに突き刺す

「ツーインワン!」

斧と剣が引き合い二体のワイバーンの体がぶつかり下に落ちていく武器を取りワイバーンをつかい落下する速度を落とし地面に着地する

「撃て撃て!」

桐生から銃を受け取り撃っていく、残りのマガジンは1人5つ、ケインの場合は18発


「これで…最後…か」

結構重い銃を上に向けて撃って撃つせいで肩は疲労しきっている。息を切らしながら最後の一体を倒す

銃弾は後マガジンに入っている数発とハンドガンだけ、銃をしまい巣にしている洞窟に入っていく

松明の試験運転で火をつける、狼の油とゴブリンの皮を使った結構高いものかなり明るくそして温かい、木の枝でできた鳥の巣みたいな物に巨大に卵がありケインはそれを踏んで潰していく

「ワイバーンの卵だ、不味いし売っても安いから潰しとけ」

卵を潰しながら進み1番奥の空洞についた

「これは…すげぇ」

ケインの松明が指し示したのは高価そうな皿やコップ、宝石の施された雑貨達

「銀貨4千枚分はあるぞ…いっきに大金持ちだ!」

リュックに詰め込めるだけ詰めていると異変に気付いた桐生、少し離れた場所に教室程の大きな巣を見つけた

ワイバーンは本来、木の枝に止まり休み巣は食料庫と卵を置く場所としているこんな巨大な物は作らないはずだ、図書館で見た本を思い出し冷や汗を流す

まさかな…まさかこんな所にワイバーンで最も強いロイヤル種がいる訳…

2人は洞窟の小さい穴にあった本を読んでいた、クータにいた商人上がりの貴族が何やら特殊な卵を手に入れそれを狙うものから逃げるために洞窟に貴重品を隠していた

その卵は、ロイヤルワイバーンの卵

「ゲャャャァ!!」

入り口で鳴き声が聞こえその後巨大な足音が響く、桐生は走ってケイン達の元に行き杖を構え全員が臨戦態勢に

青い鱗の二本足の竜、3メートル程のウォーターロイヤルが現れ洞窟に緊張が走る

「ウォーターロイヤルは気温の低い場所でしか孵化しない、川の近くと洞窟のせいで孵化したのか」

橘はステップで近づき剣を振るうがガキンと弾かれ翼をはためかした風圧で飛ばされる、ケインも銃で応戦するが何の反応もない

「ケイン、一度だけあいつに隙を作れるか?」

「何をする気だ?」

「頼んだ!」

桐生は動きやすいようにマントを脱ぎ杖を投げた、自信に脚力強化をかけ走るケインがスキルで相手の注意を引いた瞬間に背中に登り小さいナイフで鱗の隙間を刺した、ロイヤルワイバーンは本来10メートルはあるつまり今は子供、鱗の隙間はある

「ゲャャャ!!」

めちゃくちゃに暴れまわるウォーターロイヤル、翼を壁にぶつけたりして桐生を離そうとするが深く刺さったナイフに氷魔法で固定し何とか踏ん張っている

頭に近い場所にナイフを突き立てあるだけの魔力で氷魔法を発動、ウォーターロイヤルは気温が低ければ強くなる事は桐生も知っていたが体内にある水分を凍らせる事で弱体化を図っている

後ろに体重をかけると態勢を崩し派手に倒れた、桐生は咄嗟にステップを使うが初めて使ったせいで地面に転ぶ

橘は倒れたウォーターロイヤルに攻撃を仕掛ける、灼熱刃のおかげで鱗を蹴抱きやすくなった

「剣舞!」

バリバリバリバリと二つの武器が鱗を割っていくとそこにハンドガンを打ち込む、しかし翼から放たれたウォーターボールを受けそうになり防御の態勢をとる

だがウォーターボールの後に水の槍が迫っていた、刺されば間違いなく上半身はけし飛ぶほどの大きさ

「ラウンドシールド、オラァ!」

土の壁が槍を防ぎ翼に飛び込んだケインが大盾をぶつけるとバキッと骨の砕ける音が響きワイバーンの水の悲鳴がこだまする

「ケイン!アレやるぞ!」

橘はケインの盾を踏み台に飛び上がる、その瞬間ケインは盾のスキルシールドインパクトで衝撃波で橘は高く飛び上がり灼熱刃を斧に付与し剣に火炎剣を

グランドインパクトで勢いを増し首の鱗を削りその瞬間県から一閃切りを可能な限り強めた一撃必殺、次元切りを放つ

斬撃の残像が見え、音が遅れる程の速さ次元すらも斬り伏せると言われるほどの一撃をつい先日の戦場で手に入れそれを使いワイバーンの首を断つ

断末魔を零す暇なくロイヤルワイバーンは息絶えた、橘はその場に倒れ腕を抱える

先程の次元切りはまだ未完成な上にワイバーンの戦闘にスキルを使いすぎたせいで腕にはかなりの疲労がたまっていたはずだ、桐生は治癒魔法をかけて一息ついたのだった

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