Venom poison 猛毒注意!
「どう言うつもりだ!?俺を殺す気か!?」
「落ち着け、ヴェノムドラゴンは毒に強いはずだ、ケルアの時に1度に大量の毒を使ってかなり疲れてるはずだから毒を飲んで回復しておけ」
「そうか?まぁ、それなら」
渡された毒を飲み干し割れた瓶を拾い集める、毒自体は不味くはなくどちらかと言うと少し味を感じた
あの時の胴体に受けた傷や弾丸を溶かすのにかなりの疲労をアリサが肩代わりしたらしく回復薬よりも毒の方が良いらしい
「明日はちょっと新しい技を作りたいのだが、時間はあるか?」
「時間はあるが呉島は良いのか?試験のこともあるし夜中なんだろ?」
「気にすんな、帰ってすぐ寝れば良いだけだし」
「試験は昨日と同じく冒険者狩りのアジトにある武器の奪還、教官も数人ついていくから安心して潜入するよう」
左腰にはナイフ、右にはグロックの入ったホルスターそして腰にはマチェーテを携えている
基本はグロックで倒し場合によってはナイフで心臓らへんを突き刺す戦法、昨日見た感じでは片手と両手どちらでも使えるブロードソードを扱う者が多かった、アジトは3階層に分けられていて2階層の途中で見つかり不合格、ギルドハウスの人にはすごい迷惑をかけたのでこれで最後にするつもりだ
物見やぐらが2つありその背後に警備役が数人いる休憩室、先ずはやぐらに向かいナイフでハシゴの縄を切り後ろに下がる茂みに隠れて口笛を吹いてナイフとグロックを構える
確認しようとはしごを降りると縄が切れ地面に追突した瞬間に飛びかかり顔面にグロックを放つ、サプレッサーから煙が伸び次は休憩室の窓枠の下を通る、中では3人が談笑しており警戒している様子はない
通り抜け次は階段をおりて2階層
「しっかしシゲイのギルドは無能なのかよ、こんなアジトにもってこいな場所を閉鎖しないとかよ」
「ここの王は女以外興味ないらしいからな昨日の小僧も噂を聞いただけだろ、それだけでこんな厳重にするとかよ」
2人の見張り、こちらを見ておらず椅子に腰掛け天井を見ているその場を駆け出しマチェーテを抜き1人の首に切りつけもう1人を蹴る、マチェーテを持つ手の力を強め一閃
転げた方に歩み寄り脳天に打ち込む、刃は頭蓋骨を砕き脳みそにまで到達そして絶命した
2人が座っていた椅子の奥にあった木の板を少しずらし中を確認する、ここは寝室のようなものでかなりの人数がいる前はここで見つかり不合格になった細心の注意をはらい進むことにする
ピンを抜いたスモークグレネードを投げ込み煙を吐いた瞬間に飛び込む、壁に近づきスモークグレネードのに注意がいっている隙に通り過ぎる階段を降りると次は何もなくただの荷物置きになっていた
高そうな装飾の剣や鎧、橘が探していた片手斧があるが教官もどこかで見ているので流石にパクれない、小さい宝石やブレスレットなどの高価な物を納めた箱を漁り目当ての指輪を取り来た道を戻る
「全員警戒しろ、侵入者が来ているかもしれん!」
赤いスケイルアーマーを着た男が大きな声で警戒を促していた、まずいな突っ切る手もあるがグロックで全員をさばけるはずもない
スモークグレネードはもう無い、階段から少し身を出し情報を集めると一つ気になることがあった
寝室の天井に今にも崩れそうな岩があった、小口径弾を数発当てればいけるか?
物かげを移動し高い台に上る、かなりばれそうな位置だが当てて速攻逃げれば大丈夫だろう、グロックで岩を打ち続けマガジン二つ消費したところでぐらついてきた
「なんか音しないか?落ちる音が」
「そうか?」
空薬莢が落ちることを考えていなかったが気のせいで済ましている、早く落とさなくては
「やっぱ音するって、カランて音が聞こえるだろ?」
「あーそう言われると聞こえてくるな」
やばい、こっちに向かってくる。焦る鼓動を抑えしっかりと狙う、腕を伸ばし両目でアイアンサイトを覗き込み撃つ
落石により数人を巻き込み砂埃が起きる、台から飛び降り走り抜ける一寸先も見えないがなんとなく気配でわかる、よしこれで合格だ?!
目の前に飛び込んできたのは先程のスケイルアーマーの男、ブロードソードを一振りし砂煙が飛ぶ
これじゃまた不合格になってしまう、グロックで撃つがスケイルアーマーで防がれる、さすがに無理か
「どうした?こないのか?」
「うるせぇ!」
タックルの体勢で突っ走る剣を間一髪で避け腹部にナイフをぶっ刺し引き抜く、まだ息がある様なのでもう一度刺しては抜き何度も繰り返すと倒れた
「おめでとうございます、Cランクに昇格です」
ギルドカードを渡され名前の横に書かれたCに少し笑みを漏らす、ようやく桐生達と同じ地点に立てた
スキル欄に変身が増えた事に気づき受付に尋ねると魔力倉庫にある鎧や衣服に変身できるそうで魔力倉庫に普段着を入れて使ってみる事にした
城の客室、周りに何もない事を確認しポーズを取る何も持ってない左手を腰部分に動かし右手を動かす
「大変身!」
その声と共に光に包まれ黒のマントは消え質素なシャツに変わった、エフェクトこそ無いが俺には特撮ヒーローになった感覚だった
「すっげ、まじかよ」
思わず感嘆の声を漏らしベッドに横になる、スキル獲得するの楽勝かよそんな事を考えながら目を閉じた




