↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
母とルンバと私  作者: 佐藤ませーろ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
87/88

入浴

 母がときどき頭を掻いていた。

 最後に母を風呂に入れてから十日余り経っていた。

 浴槽に湯を張った。


「母さん、風呂に入るよ」


 母を抱きかかえ浴室まで歩いた。

 風呂椅子に座らせてから私は浴室を出て、母が衣服を脱ぐのを待った。


「もういいかい? 入るよ」


 後ろから両脇を抱え、浴槽に入れた。

 母は浴槽の縁をなかなか跨げず低く呻いた。


「あぁ、気持ちいい⋯⋯」

「頭も洗うんだよ」


 私は浴室を出てリビングに戻った。

 しばらくして母の呼ぶ声がした。


「頭、洗ってないじゃん」

「だって面倒くさいんだもん」

「頭かゆいんでしょ? ほら、洗うよ」


 私は母を風呂椅子に座らせた。

 頭を洗っている間、母は浴槽の縁に手をつき体を支えていた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。