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抵抗
「あの病院には二度と行かないからね!」
「そんなこと言わないで。頼むから」
「用があるならこっちに来ればいいでしょ!」
母の声が一段と大きくなった。
私は母が落ち着くのを待った。
「検査はどうしても必要なんだよ」
「なんで入院してるときにしなかったの!」
「しようとしたけど母さんが怒っていたからできなかったんだよ」
「あたしのせいだって言うの!」
病院に電話した。
検査をやめて診察にするとの返事だった。
「検査しないで済むようになったよ」
「絶対に入院しないからね!」
母を病院へ連れ出した。
待合室でも母は大きな声で悪態をついた。
「母さん、声が大きいって⋯⋯」
母の耳元で囁いた。
「聞こえるように言ってやってるから」




