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母とルンバと私  作者: 佐藤ませーろ


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やっぱり

 仕事帰り、病院に立ち寄った。

 母のいる部屋に向かう途中

 担当の看護師から声をかけられた。


「看護師さんが、話があるから後で来るって」

「えー、退院延びるの?」

「まだ何も言われてないよ」

 

 母の予感は的中した。


「食べる量が全然少ないって」

「だって、しょっぱくないんだもん」

 母は口をへの字にして看護師を見た。


「何を食べたいですか?」と看護師が尋ねた。

「海苔の佃煮とか、梅干しが好きですね」

 私が代わりに答えた。

「先生に訊いてみますね」


「先生に、早く家に帰してって、言っておいて」



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