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テレビ
父から連絡があった。
「母さんに戻るよう説得してくれないか」
父は、私の顔が疲れているように見えたと言う。
母さんを俺に預けたのもそれだろ、と。
私はあくまで一時的なつもりだったのだが。
「説得しても母さんはそっちに戻らないよ。
母さんがそう言っているんだから」
「そうかもしれんが、お前だって大変だろ」
父の言葉を否定できない。
ソファに横たわる母をチラと見た。
「父さんがこっちに戻ってこいって。
母さんのことが心配だって」
「絶対に行かない」
母はそのままテレビを見ていた。




