表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
47/88

第47話 海の魔物とキングオーク

シーサーペントを思わず・・・

ジュアルは、思わず海を見た。すると、海上に、巨大な白蛇が浮かんでいる。とその時、白蛇がこちらを向いた。よく見ると、何かを口に咥えている。


(げっ!人)

次の瞬間、白蛇は口に咥えていた人を飲み込み、ゆっくりと沖移動を始めた。


(これはダメだろ)

ジュアルは、最大に魔力を込め

『サンダーボルト』

を放った。

白蛇に向かって、雷が飛んで行く。白蛇も気が付いたのか、避けようとしたが、躱しきれず、水面から上で出ている胴体に直撃した

(げっ!頭を狙ったのに・・・)

ジュアルは、頭部に命中しなかったことに驚いた。それでも、直撃を受けた胴体にはダメージがあったらしい。何やら白蛇が奇声を上げている。


(こうなったら連続攻撃だ)

『ファイヤーボール』

を白蛇の左右に放った直後、

『ウインドカッター』

を放つ。

白蛇もファイヤーボールに気が付いたのか、体を左右に振って避けて見せた。が、その直後、首付近を通過した風の刃が直撃、完全に切断されなかったものの、明らかに面積の半分は切れたと思われる状態になった

(普通なら生きていないはずだが)

ジュアルは白蛇の生命力に驚きながらも、傷口にファイヤーボールを打ち込み、再生を阻止した後、アイスエリアで白蛇の周辺を凍らせ、傷口に向かって

『サンダーボルト』

を叩き込む。すると、辛うじて繋がっていた白蛇の首は部は爆発し、切断れた頭部は空中

跳び上がった後、海岸に落ちた。


ジュアルが白蛇の頭部に近づくと、さすがに、白蛇は絶命していた。沖には、氷漬けにされた胴体が氷の塊の一部になって浮いていた。


『爺さん。仇は取ったぞ』

呆然と白蛇を見ている老人にジュアルは言うと、一目散に西に走り出した。

(さすがに目立ち過ぎた)

やがて、街道の右側に広く広範囲に光るものが見えてきた。光るものは長さ約800mの長方形をしている

(間違いない。クラザキカの飛行場跡だ)

ジュアルは昔の飛行場に向かう道を見つけ近づいた。


・・・


(昔のまま?)

 クラザキカ飛行場の時のままの建物がジュアルの目に入って来た。2階建てのこじんまりした建物である。見える範囲で観察すると、滑走路、及び駐機場だったところは、全てソーラパネルが敷き詰めてある。光って見えたのはこれであった。

(ソーラパネルまでそのままか・・・離発着は無理だな)

昔、ここにあった使用事業会社のエリアがヘリポートになっている。格納庫も色を塗っただけでそのままらしい。


(で・・・入れるかだが)

予想通り結界が生きており、中には入れない。ゴマシカの軍によって破壊されたようには見えない。恐らく見栄で話を持ったのだろうと思われた。そうしていると、建物に入り口が黒く歪み始めた。そしてどういう訳か、オークが3匹現れたのである。

(入れないけど、魔物は出てくるのか!)

ジュラルは

『ウインドカッター』

を強めに放った。風の刃が3匹並んで立っていたオークの首を刎ねた。その場に倒れ込むオーク達。とその奥・・・オーク達が現れた黒い歪みが消えかかっていた。


『インライトメント』

ジュアルは咄嗟に黒い歪みに対して放った。通常であれば、効果が無いはずなのだが、

“バリーン”

ガラスが割れるような音がしたかと思うと、黒い何かが玄関前に散らばっていた。

(ひょっとして)

ジュアルが入り口の扉を引くと、あっけなく開いたのである。


・・・


意外にも中は明るかった、南側はガラス張りであることもあって証明が無くても明るい。

そして、対して広くないエリアには、オーク5匹と奥にいる2倍近い大きさのオークがいた

(あれば、キングオーク?)

ジュアルは、オークやオーガには、通常よりも大きい特異種がいるという話を聞いたことがあった。だが、実際に見てみると、2倍とだけでは言い難い、強そうなオーラに満ちている。


(先手必勝!)

『ファイヤーボール』

『ファイヤーボール』

『ファイヤーボール』

『ファイヤーボール』

『ファイヤーボール』

手前の5匹にファイヤーボールを打ち込むと

『ウインドカッター』

を広範囲に発動させた。

『サンダーボルト』

を発動させようとした瞬間。何か強い力をジュアルの体は感じた。よく見ると、キングオークが何か右手を上げ放ったらしい。が、何故かジュアルは何ともなかった。正確には、何か当たったという感触だけは感じた程度である。


(よくわからんがそのまま続行)

残っている魔力を使って、

『サンダーボルト』

を発動させた。

(えっ!)

今まで見たことが無いような、光の壁・・・いや、柱のような何かがオーク達向かって飛んで行く。魔力を使い切ったジュアルはその場にへたり込んだ。そして、オーガ達を見ると

(跡形もない)

オーガ達はもちろん、キングオーガですら完全に消えていた。

(逃げたのか?)

残った力で、ショートソードを右手に警戒しながら観察すると、6個の魔石が床に落ちているのを発見した。そのうち1つは明らかに大きい。

ジュアルは魔石を回収すると、魔力を回復させるため、しばらく休憩することにした。

シーサーペントを魔法で倒したまでは良かったのですが、あまりに目立ちすぎることに気が付き、慌てて西に逃げていくジュアル。今更な感じなのですが・・・。本人は未だ理解してません。

そして、キングオークとオーク5匹が魔石だけになってしまったのは、

吸魔の魔導書

が発動し、キングオークが発した雷撃を全て吸収して、

『サンダーボルト』

で返した結果です。決して、ジュアルの魔力自体がUpしたわけではないのですが、ジュアル本人は気が付いてません。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ