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ジュアル=ラィシカーラクセンの冒険=異世界転生?した自家用パイロットの数奇な人生=  作者: OPPA
第1章 ボナ誕生(ジュアルになるまで・・・)
29/88

第29話 ゴシマカターミナル

毎朝6時投稿予定です。

セスナ172を仕舞った後、ボナはゆっくりとターミナルに近づいた。

(やっぱり・・・)


ターミナルの中は、魔物でいっぱいになっていた。討伐した形跡がないは、ここも、外から入れないのだろうと推察できた。


『あれは何だろうねえ』

ボナがユウに魔物を指さしながら話掛けた。


『オオカメムシだねえ~。潰すと臭いですよ~』

ユウは他人事である。まあ、ユウに嗅覚はないのか知れない。この時ばかりはユウのことを羨ましいと思うボナであった。


・・・


『ファイヤーボール』

『ファイヤーボール』

『ファイヤーボール』

『ファイヤーボール』

『ファイヤーボール』

『ファイヤーボール』

『ファイヤーボール』

ターミナルの1Fに突入したボナはファイヤーボールを連打して、オオカメムシを攻撃していった。潰すと臭いこいつだが、ファイヤーボールで焼いてしまえば、少しはまし・・・ではなかった。強烈な臭気がボナを襲う。

(げっ!きつい)

途中からショートソードに切り替え、1Fにいるオオカメムシを殲滅していく。ボナが、ふとターミナルの外側を見ると、冒険者たちが驚きながらボナを見ていた。ここも外からだと入ってこれないのだろう・・・。にもかかわらず、空からやって来て、ターミナルの1Fで無双をしているのを見れば、色々おもうことはあるようだ。何やら叫んだりしているようだが、ボナには全く聞こえない。


・・・


(・・・終わった)

強烈な臭気が充満する中、ボナは1F全ての魔物・・・オオカメムシを殲滅していた。


『早く2Fへ行かないと~。リポップしちゃうと面倒だから~』

ユウがボナの周りを飛行しながら言った。


『解かっているけど・・・ちょっと休憩』

ボナはとりあえず魔物が出ないと思われる階段の中ほどに座っていた。


・・・


(何・・・こいつら)

休憩の後、2Fに来てみると、そこは、ゴーレムが闊歩する空間だった。


『こいつらの体、いったい何で出来ているか。鉄じゃないよな』

ボナがユウに確かめるように聞いた


『判っているくせにい~。当然、火山岩ですよ』

当たり前と言わんばかりにユウが答えた。


火山灰はもろい。ゆえに火山灰が体積した土地は土砂崩れなどが起きやすいらしい。だが、火山岩はかなり固い。火にはめっぽう強いのでファイヤーボールはほんど効かない。


(仕方がない・・・ここは気合で)

ボナはショートソードを右手に持って、ゴーレムの中に突撃していった。


(関節部だ・・・さっさと倒れろ)

ボナがゴーレムの関節をショートソードで破壊していく。動きほ早くないゴーレムだったこともあり、1時間もすると、2Fに動くゴーレムはいなくなった。


ユウがゴーレムから魔石を回収していく。このゴーレムの魔石は非常に小さいが、高出力なのだそうで、ある程度、高値で買ってもらえそうである。あくまでも、サイズの割にはではあるが・・・。


『はあ・・・はあ・・・倒したぞ』

ボナは絞り出すような声でユウに行った。


『魔石は回収しておいたからねえ~。今日はご馳走だあ~』

ユウは楽しそうに飛び回っている。


(まだ3Fがあるだろうが・・・)

『ユウ。ここの3Fにいるボスはどんな奴だ!』

何とか、3Fに上がる階段の途中まで移動したボナはユウに話しかけた。


『ええ~と。確か白い熊さんだったはず~』

『白くま?』

(かき氷じゃあるまいに・・・)

ボナはこの地方の名物に詳しくなかった。


・・・


3Fに入ると、細かい部屋が沢山あった。どういう訳かエミューのような大型の鳥の形をした魔物が各部屋に待機していて、部屋を開ける度に戦う事になった。それでも、倒すと、魔石を残して消えてしまう・・・魔石はそこそこ大きかったが、避け損なって蹴られると、かなりの重症になってしまう強敵であった。

『早く出てこい。ボス白くま!』

早く終わらせたいボナは叫んでいた。


エミューもどきの魔物を30匹倒した後、一番奥の部屋が出現した

(さっきまで無かったよな・・・)

突然、現れた部屋に驚くボナであったが、


『さあ~。さっさと倒して外に出ましょう~』

ユウはすっかりご機嫌である。


(こいつも少しは手伝ってくれても・・・)

手のひらサイズのユウには言いにくかったボナであった。


・・・


『寒い!』

最後に現れた部屋に入ると、何故かとても寒かった。そして、一面の氷が張られた先には、真っ白な熊・・・白くまが待ち構えていたのである。


(てめー俺は疲れているんだ!とっとと消えろ)

『ファイヤーボール』

『ファイヤーボール』

『ファイヤーボール』

『ファイヤーボール』

『ファイヤーボール』

『ファイヤーボール』

『ファイヤーボール』

『ファイヤーボール』

『ファイヤーボール』

『ファイヤーボール』

『ファイヤーボール』

『ファイヤーボール』

『ファイヤーボール』

『ファイヤーボール』

理性の限界だったのか、白くまに向かって、ファイヤーボールを連発していくボナ。白くまにとっても弱点だったらしく、避けても避けても飛んでくるファイヤーボールに動きが鈍くなっていた。

そして、ついに白くまが避けきれずにファイヤーボールを諸に受けて倒れた瞬間。ボス部屋の氷も破壊されてしまった。ボナはユウに吹き飛ばされて何とかボス部屋から脱出したものの、普通なら回収される魔石を得られないままの終了となってしまった・・・つまり、白くまは割れた氷と共にダンジョンに吸収されてしまったのである。


少し休憩の後、1Fに降りてみると、何故か、そこには沢山の冒険者がいた。


『おう。からだんぐあいはドゲンな』

冒険者のリーダーらしい人物が声をかけてきた。

(???)

『どけんしてんやらんといかんこっがよ おいにもある』

(???)

ボナは何を言われているのかわからなかった。


『最初はねえ~、体だ大丈夫?っていってたのお~』

『その次は、どうにかしないといけないことが私にもあるっていってたのお~』

ユウが冒険者の言葉を説明し始めた。


『一反木綿?』

手のひらサイズの一反木綿が登場したことで混乱する冒険者リーダーを無視するように


『3Fのボスは倒した。このダンジョンは開放されたはずだ』

ボナはそれだけ言うと、ターミナルの外に出たのだった。

やっぱ、ボスにはそれなりを

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