表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/9

ホワイトコスモス②

最近自分の入っている麻雀のサークルに交換留学生が入ってきたんですよ。

交換留学生なので正式な所属にはならないんですけど、麻雀で国際交流できるんですね。

アルバと分かれて?それとも逃げ出して?から時間が経ち、放課後になった。


情報関連や手下に関しては当分はいったん置いておくとしても、自身の研鑽に関してはやっていかないといけないわね。


能力も使いすぎたら脳に負荷がかかって大幅に体力を消耗するけど、その代わりとして使った分だけ体力が増強できる。長距離を走るのと同じ要領ね。もちろん使わな過ぎたら体力が落ちて、能力の使い勝手が悪くなるわ。


それに【ラブドリーム】の夢菜ちゃんだって、毎日トレーニングは欠かしてなかったもの。

確か誰に求められても、自分が求めたとしても隙に動けるようにとかそういう理由だったと思うわ。

わたしもそんな風にならないといけないわね。



ということでジムに来ました!

まあ、一度手下とかの他の人に頼ることは置いといて、いちど自分の体を鍛えなおさないといけないわね。



それにしても学校内の施設にジムがあるなんて。

いや、でも考えてみればおかしくはないのかもしれないわね。


何せ【ベーレト・バビリ】みんな出るものね。

特に私のような最悪自分自身を鍛えなくてもいいような能力者はともかく身体能力を強化させるような能力者の場合だとここで鍛える必要がかなりあるものね。


私は勝つだけでなく、より完璧な夢菜ちゃんに近づくために鍛えてるんだけどね。

あら、そんなこと考えていたら明らかに身体強化系っぽい人が居るじゃない。



ジムの扉を開けただけなのにも関わらず、奥の方にいるはずなのにその存在感が故に嫌でも目についてしまう。


その存在を言語化するのであればまさしく肉だるまと呼ばれるものだろう。

その体躯は2メートルに達するか否かのレベルであり、体のすべてが筋肉で構成されていると言われても不思議と納得できそうな見た目であった。

全体的に鍛えられているではなく、全体が筋肉。そう言い切れそうなものだった。

ただ、上半身の筋肉が異常に大きく、腰より下の筋肉もかなり付いてはいるが、上半身の筋肉と比較すると異常に差があった。


うわ。さすがに筋肉がすごすぎてもはや人類辞めてるわよあれ。あれが能力者じゃなかったらむしろ怖いから、全然敵でいいから能力者であって…。


すると、その筋肉だるまは持っているダンベルを上げ下げしながら大声で叫んだ。

「パワー!!!!!!ヤーッ!!!」

 

……見なかったことにしましょう…。

【ラブドリーム】の世界とは違ってそこまでうまくはいかないものだとは思っていたけど、現実はここまで残酷なのね。


今すぐこの場から離れて寝ましょう…。なんだかもう疲れちゃったから家に帰って寝ましょう。そうしましょう。

それに少し嫌な予感がするし。最近当たるのよね。私の勘。



昼は美男子、夕方は筋肉だるまか…。怒涛すぎないかしら。まだ【ベーレト・バビリ】始まってないのにこれとか不安だわ。

そんなことを考えながらジムの扉前で固まっていたら、私を見つけた筋肉だるまがダンベルを置いて話しかけてきた。


「おや、そこな女子!私のはち切れんばかりのスーパーハイパーウルトラマッスルを見学しに来たのかな!?」


奥の方からジムの扉へと巨体が近寄ってくる。不思議なことにあの巨体で歩く音が聞こえて来ないのが余計に怖さと気持ち悪さを際立たせているものだが。


語彙力皆無!?これが…脳筋!?あきらかに話が通じなさそうだわ。呼吸するみたいにポージング変えてるし、RPGゲームの敵みたいだわ。


「いえ、全く。筋トレして体力をつけようと思ってきただけよ。」

嘘をつく必要も特に感じなかったため当たり障りのないことを言った。


すると彼はポージングを取ることを辞め、先ほどまでとは少し違う雰囲気をまとわせて言った。

「ふむ、なるほどつまり君は戦力増強に来たんだね。」


少し失言だったのかもしれないわ。確かに、このタイミングで体力をつけに来る人なんてあまりいないし、警戒されるのも当然かもしれないわね。


気が緩んでたみたいね。【ベーレト・バビリ】に積極的に参加する意思があると思われたわね。

思えばあのふざけたポージングもあわよくばこちらを油断させて情報を少しでも引き出させようとしていたのかしら。

油断ならないわね。


でも少しだけごまかしてみようかしら。情報取られるだけっていうのも癪だし、こっちも取るくらいのつもりでいかないと!

「何故分かったんですか?」


すると先ほどまでと同じようにポージングをしながら言い始めた。

「HAHAHA、そんなの決まってるじゃないか!君の筋肉と私の筋肉が互いに筋トレしたいって惹かれ合ってるからに決まっているだろう!」

 ??????

何を言ってるのか一言一句分からないわ。

何かはぐらかされてるだけよね?きっとそうよね?


「あの、それはどのような意味でしょうか?」


「まんまだよ!筋肉と筋肉は惹かれ合う!そうやって人は繋がってきているのさ!そして私の筋肉が君に惹かれているという事は君は私の運命の筋肉を持っているということ!つまりは君は私の運命の人という訳だ!さあ!戦力増強に来たんだろ!私と一緒にプランク&ローイングしよう!」


 まさか口説かれてたの!?いや、無理無理無理二重の意味で無理!こんな細胞全てが筋肉で構成されているような人私は絶対に無理だし、私は絶対に鍛えてムキムキにはなりませんからね!


 女主人公で洗脳タイプなのにムキムキで最終手段で殴りだすとかあまりにもナンセンスじゃない!

「お断りします。もう筋トレするつもりもなくなったので、ここいらでお暇致しますわ。」

 

とりあえずここに居続けたらマズイって本能が悲鳴をあげてるわ!

それに私の能力の弱点的にも無理だわ!私の能力の弱点のうちひとつそれは……

『心の底から無理な相手は洗脳出来ない』


状況によってはダメだった相手にも使えるようになるんだから私の能力って本当に気分屋なのよね……ともかくこの相手には使えないから離脱よ離脱!戦力増強に来たのに、何も得られずむしろやばい奴に目をつけられた気がするわ!


「HAHAHA!照れるなよ!君の筋肉だって感じているんだろう!私の筋肉が君にとって運命の筋肉だって!」

「そんなの感じて居ません。それでは」

「HAHAHA!じゃあ直接的に君の筋肉に教えて気付かせてあげよう!運命のマッスリングがここにあるということを!」


カップリングを筋肉と付け合わせて使うな!

ってそうじゃなくて本格的に不味いわ。

明らかにさっきと気配が違う。能力を使って攻撃をしてくるつもりね!ただ、対抗策が見つからない。私の能力もダメ。逃げたとしても身体能力としては確実に相手が上。殺意とかは感じないから、別に殺そうとする訳ではないだろうけど、ここで立ち止まってたら不味いって本能的に思う。逃げれる所まで逃げましょう!


夢菜は何も言わずにジムから逃げ出したがそれをただ見過ごされるわけもなく。


「HAHAHA!待ちたまえよ!君ぐらい素晴らしいマッスリングはなかなかいないんだ!そう簡単に逃がすと思わないでくれたまえ!」

 

そうして、夢菜と筋肉だるまの校内を騒がせる鬼ごっこ?が始まった。

この出会いが後の展開に繋がるとはなんも知らないままに。


 

いやーPV数を見てやる気になるという生活を続けておりますわ。

不定期更新でなくさっさと書いてほしい方がいらっしゃったら「さっさと書け」感想に書いてくだされー

レビューも励みになりますのでもしよろしければお願いいたします!


それではまた次の夢で。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ