表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ラブドリーム  作者: 白いシロ
第一章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

13/20

盤面理解への

藤枝依蔓との戦闘のあと私とアルバは今後の動きを考えるためにその場で少し話をした。

正直言って、アルバはまだ信用しきれてはいないが、今回アルバに助けられていなかったら、私は死んでいたのだろう。

私は第二の夢菜として、彼女の後悔の肩代わりをしなければならないのだから、夢半ばで死んでしまうのは避けたい。


だから非常にアルバと言う存在には感謝していた。それに彼が語っていた情報は本来私が集めたかったフィリアの情報だ。どんな目的で動いているのか分からない以上は警戒を解くことはないが、味方である分にはありがたい存在だ。


その場では私自身の疲れもあるが、アルバが用事があるらしく後日簡易的なミーティングの場所を設けることだけ決めて解散した。


家に着くといつも通り、父と母が優しく出迎えてくれる。私は夢菜らしく嬉しそうに両親井今日の学校での出来事を語る。すると父は泣きそうな顔で。

「夢菜がやりたいことをやるのはいいんだが、私たちは夢菜が心配だ。危なくなったら私たちを盾にして逃げ出してもいいんだからね。」


いくら自分の能力でこういう親にしたとしても偶にとても腹が立ってくる。

夢菜と第二の夢菜である私は明確に違う。

最初からそうだったものと後からそう()()()者ではやはり大きな違いがある。

特に家の状況が最初最悪だった私とでは。


昔の私への扱いから、今の私のこの扱いの差にはには正直気持ち悪く思ってしまう。

それに夢菜は愛と言うモノを理解していた。最初から。最終的にはルイ君のおかげで恋愛という感情も理解していたものだが。

私は形式的にしか愛を理解できていない。あくまで能力を使って愛情を再現させているだけに過ぎないのだから。

でも、それでも。

「ありがとう。お父さん、お母さん。私は幸せだよ。」

夢菜は親を殺してしまった。描写もそれに対する感情表現もそこまで書かれてはいなかったが、私にはとても後悔していると感じている。

何より私が家族殺しはつらいものだと心の底から感じているから、私はこの両親を殺さない。

殺意を抱いても殺さない。


私は自分の部屋に戻って着替えてから、またふと『ラブドリーム』を読みたくなって読み始めた。

やっぱり町も学校も何もかもが似ている。

ただ、ルイ君みたいな人はどこにも居ない。

金髪イケメンってところならアルバも共通点はあるけど、雰囲気も見た目も異なっている。


どこか違うけど、全く違うわけでもない。少し不思議な気分だ。

でも私が秋桜夢菜である以上は何もここから変えることはない。

私なりの愛の夢を見つける。

私も全てを愛し、全てに愛される。そのために【ベーレト・バビリ】に勝利する。


改めて決意を固めて眠りについた。

そしてまた夢を見た。


「母さん。あの子たちを野放しにしてはいけないよ。お父さんにも相談しているんだけどお母さんにも手伝ってもらった方が一番いいんだ。」

姿ははっきり見えないが、大切に思っていた者がそこにいた。

「駄目よ。いくら騒ごうが家族は家族。それに私たちの子供なのよ。いくら言われても手伝いません。」

私はそう言ってその問題から目をそらす。

「そんなこと言っても、母さんだって、他の子供たちだってみんな寝れてないじゃないか!これは非常にまずい問題なんだよ⁉とりあえず私と父さんで話を進めておくからね!」

そう言って私の()()は離れていってしまう。思えばこの時に止めておくべきだったのだろう。


もう取り返しのつかないことではあるのだけれど。


また何かの夢を見てしまった。

私はなぜかあふれ出ている涙をふきながら起き上がる。


私が絶対に()()したことのない記憶だ。

敵の攻撃だろうか?いや、まだ本格的に始まっていない以上はさすがにそこまではしてこないではないか?

まあなんにせよ大きな被害とかは特に喰らってはいないはずだから大丈夫だろう。



私はいつも通り学校に向かい授業を受ける。ひどく退屈な授業だが、それは仕方がないだろう。

テストや普段の勉強も自身の能力でどうとでもなってしまうから、しっかり受けようが受けまいが最終的な()()は全く変わらないのよね。


「我々は今、一日三食と言うのを食事の習慣にしているが、この文化は元々東の国から最初のフェリア家の方々が持ってきたものなんだ。その国では農民たちが自身の労働環境から栄養不足を感じ、少しでも長く働けるために、朝と四rだけでなくひるまの時間にも食事を行うという習慣が作られたそうだ。」

へー。一日三食ってフィリアの人が持ってきた文化だったのね。

まあ、そんなことを知っても何に活かされるというのかは知らないけど。まあ知っているのと知らないのだったら知ってる方が良いのでしょうね。いつか役立つときが来るかもだし。


そんな風に適当に授業を受け終えてホームルームの時間になった。


「良し、今日の学校もこれで終わりだ。【ベーレト・バビリ】まではまだ2,3ヶ月あるが、日々の鍛錬とか怠るなよ。強制参加ではないとは言え、出ないのは恥だ。それに、高校の3年間では一回はでる義務があるからな!」


いつもの決まり文句を担任が言ってホームルームを終えた。


放課後に待ち合わせていた校舎の裏庭にてアルバと再会した。

「学校お疲れ様です。夢菜。今日は私が持っている情報とこれからのすべき動きについて話していきましょうか。」




焦らしプレイは趣味ではないですが、サディストではあります。作者の白いシロです。


先日酔い潰れて警察呼ばれました。当分はお酒を控えめにしていきたいと思います。

それではまた次の夢で。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ