24話 異種による交わり
白水は、自らの水で形取られた右手を横たわる〝E〟地紋に差し伸べる。
地紋は、水により、洗われやがてその水は水球となり、地紋を包みこみ宙へと浮かび上がった。
〝L〟永田は、地面から起き上がり、灰色の目つきで、白水を見つめる。
〝L〟戻っておいでよ〟
白水を形どった水は、左手を〝L〟に向ける。
永田は、両手を天に向け辺りの電線から、電流を集め、白水へと流す!
白水を形どった水は、自らにふくまれる不純物により、電気を通す。
白水を形どった水は、感電により形を崩す!
永田が見つめる、白水の居た場所は水溜りとなる。
その背中にある消火栓から、突如水が噴き出す!
その大量の水は、巨大な白水を形どる!
その水は、あっという間に永田を包み込んで水球を作った。
空に浮かぶ、地紋と永田を包み込んだ二つの水球。
〝やっぱり来てたんだ‥〟
辺りの放電されている光に照らされ〝赤い靴〟の少女が現れる。
〝君は〟
〝アタシ?誰だと思う?〟
〝多分、戦いを好む物〟
〝何処の世界?〟
〝言う必要がないから言わない〟
赤い靴の少女は、巨大な水の白水に近寄り、
手を白水の中にいれる。
〝意外に気持ちいい‥〟
赤い靴の少女は、服のまま、白水の中に入る。
〝ワタシが解る?〟
白水の水は、無色から、徐々に錆色に変わる。
〝ごめんだね‥君とは、合わないみたい〟
白水を形どった水は、崩れ、消火栓から吹き出す水は四方へと吹き出した。
二つの水球が浮かび、びしょ濡れの赤い靴の少女がいる現場に、〝F〟陳と〝I〟スティーブが到着する。
「あっちゃ!遅かったであるな!〝E〟さん酒持ってきたよ!」と陳太原は、紹興酒を水球の〝E〟
に見せた。
黒焦げになった〝E〟地紋は笑った様に見えた。




